松山英樹、銅メダル獲得…金メダルは大逆転でシェフラー|パリ2024男子ゴルフ
ゴルフ・ナショナル(7174ヤード/パー71)で開催されているパリ2024オリンピック男子ゴルフ(個人ストロークプレー)は現地時間8月4日、最終の第4ラウンドを迎えた。
3日目を終えた時点でザンダー・シャウフェレ(アメリカ合衆国)とジョン・ラーム(スペイン)が通算14アンダーで首位。これを1打差でトミー・フリートウッド(イギリス)、3打差4位タイで松山英樹らが追う展開となった。中島啓太はイーブンパーで44位タイとなっている。
■松山英樹、メダル圏内で終盤へ
最終ラウンドの最終組はシャウフェレ、ラーム、フリートウッド。松山は4位タイのニコライ・ホイゴー(デンマーク)、通算10アンダーのロリー・マキロイ(アイルランド)とともに、最終組の1つ前でティーオフとなった。
前半、ラームは好調。10番ホールまでに6つのバーディを獲得する。しかし11番、12番で連続ボギーと苦しむ。1打差のフリートウッドは1番でボギーとなるも、その後はスコアを伸ばし、11番、12番でバーディを獲得。ついにラームを捉える。松山も順調にスコアを伸ばし、1打差で首位を追う。
■松山英樹、銅メダル獲得
ラームは14番で痛恨のダブルボギー。通算16アンダーにスコアを落とし、通算18アンダーにスコアを伸ばしているスコッティ・シェフラー(米国)、フリートウッドらに抜かれる。こうした中、ビクトル・ペレス(フランス)が通算16アンダーでホールアウト。この時点で松山は通算17アンダーで3位となっている。
首位から4打差で出たシェフラーが17番でバーディ。通算19アンダーで単独首位に立つ。最終組のフリートウッドは16番でバーディを獲得して再び首位に並ぶも、17番でボギー。こうした中、シェフラーは最終18番をパーで終える。松山も18番はパー。ノーボギーの「65」、通算17アンダーでホールアウトとなった。
最終組が18番を迎える時点で、通算18アンダーのフリートウッドが1打差2位、ラームは通算16アンダーで4位タイ。このまま終われば松山の銅メダルとなる。18番、フリートウッドはパーで銀メダル。シェフラーが4打差を逆転して金メダル獲得となった。ラームはボギーで、松山が銅メダルに輝いた。
中島啓太は通算3オーバー、49位タイだった。
松山英樹 - NHKより
東京オリンピックでは、男子がメダルを取ることができなかったので、うれしいです。メダルを持ったことで、なにか自分の中で変わる部分があると思います。
金メダルのチャンスもあり、表彰台の隣の金メダルを見ると、うれしい反面、くやしいところもあります。
中島啓太 - ホールアウト後のコメントより
多くの方に応援をいただきましたが、結果が求められる大会でパフォーマンスを出せなくて悔しいです。それでも1打1打、集中してプレーができたので、自分のパフォーマンスを出し切れたと思いますが、自分の弱さも感じましたので、今後の練習を頑張りたいです。
メジャーと同じようにトップレベルの選手がプレーする環境に身を置けたことは良い経験になると思います。