オリンピック・パラリンピック・ウィーク2023、4月3日にスタート! その目的やテーマは?
第7回となるオリンピック・パラリンピック・ウィークが、2023年4月3日〜8日の日程でフランス国内外にあるフランス関連の施設で開催される。
オリンピック・パラリンピック・ウィーク2023が4月3日〜8日の日程で開催される。
このイベントは、パリ2024組織委員会、フランスのスポーツ組織、その他の機関が1週間にわたって若者のスポーツ参加を促進し、教育界全体にスポーツの価値観を伝える目的で開催される。
今年のテーマは「インクルージョン(多様性の受け入れ)」。およそ7,000校の生徒100万人の参加を目標に、パラリンピック競技やパラアスリート、パラスポーツを紹介する。
オリンピック・パラリンピック・ウィークの目的や、今年の内容について紹介しよう。
オリンピック・パラリンピック・ウィークとは?
オリンピック・パラリンピック・ウィークは、フランスの国民教育・青少年省、高等教育・研究・イノベーション省、スポーツ省、一般スポーツ組織、学校・大学スポーツ連盟、オリンピック・パラリンピックの競技連盟による共同の取り組みとして行われる。
これらの団体が協力し、スポーツを教育ツールとして活用しながら1週間にわたって学生たちにオリンピックとパラリンピックの価値観を伝えることを目的としている。
オリンピック・パラリンピック・ウィークのテーマは?
今年のオリンピック・パラリンピック・ウィークは、「多様性を受け入れること」をテーマに、パラリンピック競技大会、パラアスリート、パラスポーツにスポットが当てられる。
提案された3,000以上のプロジェクトのうち、95%が多様性の受け入れるに関連するものとなっている。
パリ2024オリンピック・パラリンピック組織委員会のトニー・エスタンゲ会長は、「今年で7回目を迎えるオリンピック・パラリンピック・ウィークにおいて、私たちは教育界全体に『広く開かれた大会』(パリ2024のスローガン)を伝え、インクルージョンをはじめとした社会の課題に取り組む私たちの勢いを強調したい」と話す。
オリンピック・パラリンピック・ウィーク2023はいつ開催される?
今年のオリンピック・パラリンピック・ウィークは2023年4月3日〜8日の日程で行われる。
オリンピック・パラリンピック・ウィークの開催場所は?
2023年のオリンピック・パラリンピック・ウィークは、フランス国内および国外のフランス関連施設で行われる。
昨年は5,000校の生徒およそ75万人が参加。今年は100万人の参加を目標としている。
オリンピックデーとオリンピック・ウィークの違いは?
オリンピック・パラリンピック・ウィークは2023年に第7回を迎える。第1回は2017年にフランス発の取り組みとして開催された。若者のスポーツ参加を促進するという目的にとどまらず、すべての教育科目とスポーツを融合させ、スポーツで好成績を残したアスリートたちと会う機会を提供することも目的とされる。
一方、オリンピックデーはオリンピズムにとって重要な日である6月23日に設定され、1948年から毎年実施されている。1894年のこの日、12カ国の代表がパリに集まり、オリンピック競技大会を復活させるというピエール・ド・クーベルタンの提案に賛成票を投じた。これにより、現代のオリンピック・ムーブメントが誕生し、国際オリンピック委員会(IOC)が設立された。
オリンピックデーはオリンピック憲章に記され、毎年6月23日には世界中でオリンピズムとその価値が祝われている。