秦澄美鈴、福部真子、村竹ラシッドがパリ2024代表に内定丨日本陸上競技選手権2024

執筆者 Yukifumi Tanaka / 田中幸文
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陸上日本選手権2024/女子走幅跳びでパリ2024出場を決め、笑顔を見せる秦澄美鈴
写真: 時事

開幕まで1ヶ月を切ったパリ2024陸上日本代表の選考競技会を兼ねる第108回日本陸上競技選手権大会が6月30日、デンカビッグスワンスタジアム(新潟県新潟市)において最終日を迎え、男女それぞれ6種目の決勝を実施した。

女子の走幅跳では、日本記録保持者である秦澄美鈴(写真上)が6m56をマークして優勝し、パリ2024日本代表に内定(※)した。また、女子の100mハードルでは、前日(29日)の準決勝ですでに参加標準記録を突破していた福部真子が、田中佑美や東京2020代表の寺田明日香などが進出した決勝で、自身が持つ日本記録に迫るタイム12秒75(向かい風0.2m)をマークして優勝し、オリンピック代表内定の座を射止めた。

男子の110mハードル決勝では、日本記録保持者の村竹ラシッドがタイム13.07(追い風0.2m)で優勝し、パリ2024代表に内定している。

※オリンピック代表選手に関しては、各国内オリンピック委員会(NOC:日本の場合、日本オリンピック委員会/JOCを指す)が責任を持っており、パリ2024への選手の参加は、選手が属するNOCがパリ2024代表選手団を選出することにより確定する。

このほか、男子100m決勝では坂井隆一郎が10秒13でフィニッシュし、大会2連覇を達成。女子800m決勝では、日本選手権初出場となる高校2年生の久保凛が、今大会2冠に輝く田中希実らとのレースを制し、パーソナルベストとなるタイム2分3秒13を記録して初優勝を飾っている。

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