北口榛花が最終投擲で逆転優勝!丨セイコーゴールデングランプリ陸上2024

執筆者 Yukifumi Tanaka / 田中幸文
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Haruka Kitaguchi of Japan looks on during the Women's Javelin Throw Final at the Seiko Golden Grand Prix on May 19, 2024 in Tokyo, Japan.
写真: Kenta Harada/Getty Images

陸上競技のワンデー国際大会「セイコーゴールデングランプリ陸上2024東京」が5月19日、国立競技場(東京都新宿区)で開催された。

同大会は、ワールドアスレティックスより「コンチネンタルツアーゴールド」の認定を受けている12大会のうちのひとつで、男女あわせて15種目が実施された。

11名がエントリーした女子やり投では、世界陸上選手権大会ブダペスト2023(ハンガリー)において日本代表女子として史上初となるフィールド種目での金メダリストに輝いた北口榛花が、最終となる6回目の投擲でこの日最大の距離となる63m45をマークし、暫定2位からの逆転優勝を飾った。

これにより、北口は今シーズンの連勝記録を「3」に伸ばしている。

男子100mの予選では、海外勢を押さえて決勝進出の9枠を日本人選手で独占。その決勝では、5月6日に閉幕したばかりの世界リレー バハマ2024において開幕迫るパリ2024男子4x100mリレーの出場枠獲得に貢献した栁田大輝が10.21で制した。また、2位はタイム10.22で東田旺洋、3位はタイム10.23で和田遼が入った。サニブラウン・アブデルハキームは8位だった。

このほか、以下の種目で日本代表選手が優勝(カッコ内はタイム)している。

  • 男子200m:鵜澤飛羽(20.40)
  • 男子400m:佐藤拳太郎(45.21)
  • 男子110mハードル:村竹ラシッド(13.22)
  • 男子400mハードル:豊田兼(48.36)

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■セイコーゴールデングランプリ陸上

2011年から始まったセイコーゴールデングランプリ陸上は、2024年大会で13回目の開催を数える。2024年エディションは、「Tokyo2020オリンピック」と「東京2025世界陸上競技選手権大会」の会場となる国立競技場で開催される。

今大会はワールドアスレティックス(WA、世界陸連)が主催するダイヤモンドリーグ以外の世界最高の競技会のシリーズ(コンチネンタルツアー)のうち、世界で12大会のみが指定されている「コンチネンタルツアーゴールド」に認定されており、世界のトップアスリートが東京で火花を散らす。

▼実施種目

男子

  • 100m
  • 200m
  • 400m
  • 5000m
  • 110mH
  • 400mH
  • 走高跳
  • 走幅跳
  • やり投

女子

  • 100m
  • 1500m
  • 5000m
  • 100mH
  • 三段跳
  • やり投

■競技スケジュール

■放送予定

  • 地上波:TBS(14:30-16:24/LIVE)
  • ネット:U-NEXT(12:10-/LIVE)