夕張の高校生と「本気」で街づくり 北海道ピックアップ聖火ランナー 佐近航さん

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佐近航さん

夕張市役所で勤務する佐近航さんは、4月から地方の未来に貢献する力を身につけるために、民間企業で3年間修行することを決めました。

夕張市は、主要産業だった炭鉱の閉山から財政破綻という激動の平成を駆け抜けました。財政難に伴い、市では子どもたちに対する取り組みが減ってしまいましたが、今では高校生が街づくりに参画したり、ボランティア活動を行ったり、地域活性化のため挑戦を続けているそうです。

そんな彼らを応援すべく、佐近さんは「高校魅力化プロジェクト」を立ち上げました。海外短期留学や企業との連携、街の課題解決などにチャレンジできる環境をつくり、社会で活躍できる力をつけてもらおうという企画です。クラウドファンディングで資金を集めたところ、多くの夕張出身者から寄付をもらいました。

本気の高校生に本気の大人が向き合うことで、地域に活気が生まれる。「この取り組みが明るい未来を創るきっかけになると信じています!」と力を込めます。

※聖火ランナー応募時(2019年夏頃)にご提出いただいた志望理由をもとに構成したものです

「高校魅力化プロジェクト」にはどんな高校生が参加していますか?

夕張高校のスローガンである「Challenge more Spirit!」を持った生徒たちが参加してくれています。夕張が大好きで「将来、まちに貢献したい」と話す生徒が多いです。

活動の中で特に印象に残っている出来事はありますか?

生徒会長の女の子が、まちの未来を考えるイベントで「財政破綻は、もういい。夕張だからできないではなく、夕張だからできることを考えてチャレンジします!」と力強く訴えました。高校生がこんなにまちの未来を考えてくれているんだと驚きました。

「高校魅力化プロジェクト」を始めたことで、夕張市にはどんな影響が出ていますか?

高校生が地域の未来のためにチャレンジすると、本気の大人が協力してくれます。まちづくりに協力していただける方々が増えました。人口減少、財政難といった暗いニュースが多いなか、まちに明るいニュースが増えました。

参加した高校生たちの反応はいかがでしたか?

新しいチャレンジができる環境が少しずつできてきて、今までできなかった分、高校生は意欲的かつ前向きに、楽しんで取り組んでくれています。夢に向かう大変な道は「楽しい」ということを高校生から教えてもらいました。

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聖火ランナーとして伝えたいことを一言お願いします。

自分たち大人が夢を持って、次の未来をつくるチャレンジをし、次の世代にその背中を見せていきたいです!

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