「世の中には神様がいると思った」 和歌山県1日目 東京2020オリンピック聖火リレーデイリーレポート

第2区間 那智勝浦町
第2区間 那智勝浦町

2021年4月9日(金)、東京2020オリンピック聖火リレーは和歌山県へと移りました。1日目の今日、オリンピック聖火は新宮市、那智勝浦町、串本町、白浜町、田辺市、御坊市、有田市、海南市、和歌山市を巡りました。

和歌山県の第一走者は、東京1964オリンピックの体操競技で2つの金メダルを獲得した早田卓次さん(田辺市出身)が務めました。那智勝浦町では世界遺産・熊野古道を聖火ランナーのみなさんが走り、那智の滝の前に聖火が灯りました。

和歌山県ピックアップ聖火ランナー 小西博之さん

小西博之さんは約30年間、和歌山県PR大使を務め、世界遺産・熊野古道を全国、世界へとPRしています。東京1964オリンピックでは、金メダルを獲得した地元出身の早田卓次さん(体操)の凱旋パレードに日の丸の旗を振りに行ったことを覚えています。2005年には末期の腎臓ガンを患いました。しかし、ガンを受け入れ、泣いて笑って共存し、全国の小中高校で命の大切さ素晴らしさを講演。子どもたちに「どんな事があっても死なないように。生きていればこそ楽しいことも辛いこともいっぱいある」と伝えています。子どもたちの手本となるように、沢山の方々に勇気、希望を感じてもらえるよう走ります。

以下、小西さんの走行後のコメントです。

「撮影ではあんまり緊張しないんですけど、前日は三重県の聖火リレーを見ながら、この聖火を自分が200メートルつなぐんだと思うと興奮して眠れませんでした(笑)

第一走者の早田卓次さんと、田辺市(第5区間)で11番目に走られた蒲田勝さん、(東京1964オリンピックに出場した)お二方がオリンピックが終わった秋に、地元に凱旋パレードに来たんです。僕は5歳の幼稚園生で『いつか僕もオリンピックに出て、あんなパレードやりたいな』と思っていたから、61歳になって聖火リレーを走れて感無量でした。早田さんの火を僕がいただいて、この後、7月の開会式につながると考えると本当に感無量で、必死に泣くのをこらえて笑って走りました。沿道の地元の方々が『もう病気治ったんか!』と言ってくれたのも感動しましたね。

16年前に末期ガンで、2月に手術してゴールデンウィークは越えられない、あと3カ月で死ぬと言われたんです。当時は毎晩、明日死ぬかもしれない、死にたくないの連続でした。今でも毎年この時期はつらくなるんです。そのつらい時期に、聖火ランナーという大役を仰せつかって、世の中には神様がいると思ったんですね。今、ガンや大きな病気を患っている方々に、つらいことはつらいでしょうがないから、いっぱい泣いていいよ。でも、生きていたら、僕みたいに素晴らしいプレゼントをいただけることもあるんだよということを伝えたいです。

もうひとつ感動したのが、出発地点が私の母校の高校の横だったんですよ。奇跡的だなと思いながら、高校生が見えたので『OBやで』と言ったら、小中学校の時に講演会を聞いてくれた子たちだったみたいで『小西先生だ!』という声も聞こえて、これは地元ならではのありがたい出来事でした」

走行前の小西博之さんのインタビュー ガンと共存15年、多くの人に勇気と希望を

涙をこらえながら笑顔で応援に応える小西さん
涙をこらえながら笑顔で応援に応える小西さん

オリンピック聖火と和歌山県の聖火ランナーのみなさん

第1区間 新宮市
第1区間 新宮市
第2区間 那智勝浦町
第2区間 那智勝浦町
第3区間 串本町
第3区間 串本町
第4区間 白浜町
第4区間 白浜町
第5区間 田辺市
第5区間 田辺市
第6区間 白浜町
第6区間 白浜町
第7区間 御坊市
第7区間 御坊市
第8区間 有田市
第8区間 有田市
第9区間 海南市・和歌山市
第9区間 海南市・和歌山市

和歌山県1日目デイリーハイライト映像

東京2020オリンピック聖火リレー 和歌山県1日目 デイリーハイライト映像

和歌山県2日目となる4月10日(土)は、和歌山市、岩出市、紀の川市、かつらぎ町、高野町、橋本市を走ります。

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