豪雨で被災した地元に希望の光を 熊本県1日目 東京2020オリンピック聖火リレーデイリーレポート

第1区間 人吉市
第1区間 人吉市

2021年5月5日(水)、東京2020オリンピック聖火リレーは熊本県1日目を迎え、人吉市、水俣市、天草市、宇土市、八代市を巡りました。水俣市では、聖火ランナーが大漁旗を掲げた船に乗って海上を進みました。セレブレーションは八代市のやつしろハーモニーホール多目的広場で行われ、バドミントンでバルセロナ1992オリンピックに出場した地元出身の陣内貴美子さんが聖火皿に点火し、1日目を締めくくりました。

熊本県オリンピック聖火ランナー 堺 大誉さん

堺 大誉(さかい・ひろたか)さんは日本三大急流のひとつである球磨川で、カヌーやラフティングといったアウトドアスポーツに取り組んでいます。かつては国体などで優勝し、カヌースプリント日本代表に選ばれてオリンピック出場を目指していました。 現在は競技経験を基に、ラフティング体験ができる会社を経営。今後はオリンピックを目指した者として、世界の最前線で活躍できる選手を輩出できる環境作りに努めたいと考えていました。

しかし、2020年7月に熊本県を襲った豪雨で球磨川が氾濫。堺さんも日頃のリバースポーツで培った技術を生かしてゴムボートで救助活動に加わりましたが、自らも被災し、住んでいた場所を失いました。今回の聖火リレーでは、走行区間が人吉市内で最も被害がひどかった市街地であることから、コロナ禍と水害のダブルパンチを受けて暗くなった人吉の街に聖火という光を灯したいと思っていました。 また、堺さんの母校である熊本県立球磨工業高等学校のカヌー部に向け、豪雨後に球磨川での練習が難しくなった状況に負けずに頑張ってほしいという気持ちを込めて、トーチを握りました。

以下、堺さんの走行後のコメントです。

「自分が思っていた以上に盛大に行われていて、すごくいい経験になりました。人吉出身で、走った先にすぐ家があるんですけど、その辺りも水害で被災しています。こうして被災した街の中を聖火が走るのは、希望の光にも見えますし、どんどん街中が復活している様子をみなさんに見てもらえて良かったというのもあります。

(水害時は)たまたま近くでラフティング会社をやっていて、ボートも準備していたので、すぐにレスキューに行けるような状態だったんです。知り合いのラフティングガイドの方と、現地で消防の方や消防団の方と連携を取りながら、街の中でボートで漕いで電線をくぐるような形で、お年寄りや逃げ遅れた方を救出できました。その時に比べると、なくなっている建物がある一方で、頑張ってやっていこうとガンガン復活していっているところもあって、新しい変化があると思います。被災した人吉ですけど、そこで自分たちもしっかり希望を持って復活するために、頑張っていければなと思います」

第1区間 人吉市:地元に希望の光を灯したいと走った堺さん
第1区間 人吉市:地元に希望の光を灯したいと走った堺さん

オリンピック聖火と熊本県の聖火ランナーのみなさん

第1区間 人吉市
第1区間 人吉市
第2区間 水俣市
第2区間 水俣市
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第3区間 天草市
第3区間 天草市
第4区間 宇土市
第4区間 宇土市
第5区間 八代市
第5区間 八代市

熊本県1日目デイリーハイライト映像

東京2020オリンピック聖火リレー 熊本県1日目 デイリーハイライト映像
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熊本県2日目となる5月6日(木)は、益城町、南阿蘇村 、阿蘇市、菊池市、山鹿市、和水町、玉名市、熊本市を聖火ランナーのみなさんが走ります。熊本市では当初の予定を変更し、セレブレーション会場である熊本市の熊本城二の丸駐車場を走行します。みどころは、雄大な阿蘇の自然や「日本マラソンの父」と称される金栗四三の生家のある和水町、熊本地震からの復旧工事が進む熊本城などです。

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東京2020オリンピック聖火リレーの楽しみ方

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新型コロナウイルス感染症対策について

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