東日本大震災から10年。“スポーツのチカラ”

2011年に発生した東日本大震災。

あの3月11日から、10年。

震災の後、スポーツはどんなことができたのか。

明るい未来のために、スポーツができることは何なのか。

スポーツには、「夢」、「希望」、「絆」を生み出す力があると信じています。

スポーツが人々に与える勇気や力をレガシーとして被災地に残し、未来につなげていくことを目指して。

いままでも、これからも、“スポーツのチカラ”を信じ、前を向く皆さんに話を聞きました。

室伏広治氏(陸上競技)

「アスリートの力が少しでも役に立てば」 震災から10年、立場を変えながら続けた支援と見つめる未来

「スポーツが、少しでも復興の力になれば」。東日本大震災から10年、スポーツ庁の室伏広治長官は被災地への思いを込めて活動してきた。被災地・宮城県石巻市などで続けてきた支援。2014年からは、東京2020組織委員会のスポーツディレクターとして復興オリンピック・パラリンピックの準備に尽力してきた。昨年10月に現職となり立場は変わったが、大会への思いは変わらない。被災地の、そしてスポーツの未来のために、大会がきっかけになることを願う。

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室伏広治氏
室伏広治氏

志村雄彦(バスケットボール)

「スポーツの力を感じた10年でした」 復興への歩みを止めなかったからこその東京2020大会に

「スポーツの灯を消さず、復興への歩みを止めなかったからこその東京2020大会になればと思います」。プロバスケットボールリーグの仙台で社長を務める志村雄彦は期待を込めて言った。東日本大震災以降、バスケットボールを通して故郷に寄り添い、笑顔を届けてきた。選手からゼネラルマネージャー、社長と立場を変えても、宮城への思いは変わらず。10年の節目で迎える復興オリンピック・パラリンピックに思いをはせる。

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志村雄彦
志村雄彦
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桃田賢斗(バドミントン)

一度失敗した自分だから伝えられること 第二の故郷・福島への想い

「再スタートをするときには、そこの空気を吸って、先生たちに会って、生徒と触れ合うことで、初心に戻れる」――世界最強の男は、東日本大震災から立ち直ろうとする第二の故郷から、いつも力を得ている。

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桃田賢斗
桃田賢斗

半谷静香(パラ柔道)

「パラリンピックは、恩返しの舞台」 東北の粘りで攻め続け、多くの人に届けたい元気と笑顔

「支えてくれた多くの人に、恩返しがしたい」。東京2020パラリンピック柔道女子48kg級代表の半谷静香は、金メダル獲得を目標に掲げて言った。大学4年のときに起きた東日本大震災。それが、真摯に柔道に向き合うきっかけにもなった。福島県いわき市の実家は震災、さらに2019年の台風被害と苦難続き。そんな故郷の力になりたいという思いを胸に、3度目のパラリンピックで頂点を目指す。

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半谷静香
半谷静香

齋藤由希子(パラ陸上競技)

「家もなくなって、生きるのにやっと」 被災乗り越え、感謝を伝えるべく目指す東京2020大会

「パラリンピックの舞台から、世界中の人に感謝の気持ちを伝えたい」。宮城県気仙沼市で被災した齋藤由希子は、陸上女子やり投で東京2020大会を目指す。高校2年のときに震災に襲われ、半年の避難所生活。衣食住もままならない生活を助けたのは、県内外、国内外から送られた支援物資だった。避難所でともに暮らした人たちの応援、家族や地域、そして東北への思い。苦難を力に代えて、出場権獲得に挑戦する。

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齋藤由希子
齋藤由希子
撮影 日本パラ陸上競技連盟
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豊島英(車いすバスケットボール)

「僕たちのプレーで希望と勇気を」 復興オリンピック・パラリンピックだからこそ目指したいメダル

「復興大会だからこそ、結果を出したい。福島にメダルを届けたい」。車いすバスケットボールの豊島英は、言葉に力を込めた。仕事をしていた福島第1原子力発電所で被災してから10年、3度目のパラリンピックを日本代表のキャプテンとして迎える。節目の年に延期されたからこそ、あらためて考える「復興」の意味。地元福島の、東北の人々の希望となることを目指して、特別な大会に結果を求める。

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豊島英
豊島英

新田祐大(自転車競技)

「福島に、どう恩返しができるのか」 スポーツの価値を創造するオリンピックに

「福島の元気を、魅力を、自分の走りで世界に伝えたい」。自転車競技(トラック)の新田祐大は、東日本大震災からの10年を振り返って言った。東京2020オリンピックが1年延期になった後の昨年6月、ケイリンとスプリントの代表に内定。ロンドン2012大会以来2度目のオリンピックに臨む。福島・会津若松市出身で、復興への思いは人一倍。被災地の思いを背負い、日本発祥のケイリンで日本人初の金メダルを目指す。

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新田祐大
新田祐大