日本を感じられる場所に MPC、選手村の郵便局が海外のメディア、選手に人気

郵便局修正01

日本郵便は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の期間中、メディア拠点の国際放送センター(IBC)・メインプレスセンター(MPC)や参加する選手たちが過ごす選手村ビレッジプラザに東京中央郵便局の分室を設置しました。新型コロナウイルス感染症の対策で行動が制限される中、海外から訪れたメディア関係者や選手にお土産スポットとして人気を集めました。

記念切手帳が大人気

東京2020IBC/MPC分室はMPCのある東京ビッグサイトの2階に設置され、2021年7月1日(木)にオープンしました。分室長を務める西﨑宏史さんによると「メディアの方やボランティアの方にメインでご利用いただいています。本当にさまざまな国の方にご利用いただいている状況です」といい、東京2020オリンピック・パラリンピックの大会期間中も多くの利用者が訪れました。

新型コロナウイルス感染症対策で行動が制限される中、郵便局は日本と触れ合える貴重な場所です。取材したIBC/MPC分室の内装には、「明治神宮外苑の銀杏通り」「雪の金閣寺」「レインボーブリッジ」「富士山と朝日」など四季折々の日本の風景が飾られていました。観光がままならない中、せめて四季折々の日本の風景美を体験してもらいたいという郵便局の心遣いです。また、海外の言葉が話せるコンシェルジュが常駐するなど、海外からの利用者にとって心地いい空間を作りました。

IBC/MPC分室の内装には富士山や日本の四季折々の風景が飾られている
IBC/MPC分室の内装には富士山や日本の四季折々の風景が飾られている

IBC/MPC分室でお土産として人気を集めたのが切手で、特にオリンピック・パラリンピックの聖火リレーのデザインを施したものは人気だったそうです。またオリンピック・パラリンピック全ての競技をデザインした切手を収めた記念切手帳の人気は高く、1冊1万円ほどとなかなか高価ですが「中国の方で10部ほど購入される方がいらっしゃいました。他にも2部、3部と購入される方が多かったです」(西﨑さん)

分室で販売されている切手やフォルムカード。一番奥が記念切手帳
分室で販売されている切手やフォルムカード。一番奥が記念切手帳

もちろん分室からはがきを海外へ送付することもできます。

「記者の方で実際にはがきを出されるという方もいらっしゃいますし、お土産として購入されるお客様もいらっしゃいます。一時は臨時でテーブルを出さないと追いつかないくらいでした」(西﨑さん)

通常の四角いはがき以外にも、フォルムカードという、東京タワーや浅草雷門などの形をした四角い形ではないはがきもあり、海外のメディア関係者に人気となりました。利用者にはどこから来たか店内に置いた世界地図にシールを貼ってもらいました。地図を見れば、多くの人がはがきを送っていたことがわかります。

分室からはがきを送った人には出身地にシールを貼ってもらった
分室からはがきを送った人には出身地にシールを貼ってもらった
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参加選手に人気だった「フレーム切手サービス」

メディア関係者だけでなく、選手村のビレッジプラザでも郵便局は人気でした。

選手村分室では日本伝統である祭り、花火を中心としたグラフィックを内装に飾り、温かみのある光を灯した提灯もぶら下げました。

選手村分室の内装
選手村分室の内装

男子7人制ラグビーのアメリカ代表コディ・メルフィー選手は自身のTikTokで郵便局を訪れた様子を投稿しています。

 また選手村のビレッジプラザ内にある選手村分室で特に人気だったのが、選手村分室限定の「フレーム切手サービス」。6種類のデザインの中から選択し、ポーズを決めて撮影すると、その場で切手になるというサービスです。

デザインは原宿や渋谷などのかわいい文化を再現した「カワイイ(Kawaii)」、日本の秋をテーマに着物や武士を疑似体験できる「着物(Kimono)」、日本のマンガ文化をテーマにした「マンガ(Manga)」など。選手に日本を観光したかのような体験を提供することで、大切な思い出づくりの一助を担いたいという考えで生まれました。

男子シンクロナイズドダイビング10m高飛込で金メダルを獲得したイギリス代表・トーマス・デーリー選手は、YouTubeの選手村ツアー内の動画で、「着物(Kimono)」の切手を作成したことを紹介しています。

「パラリンピックの期間においても、いらっしゃったお客様に喜んでもらえるサービスを提供するために、我々はこれまでもこれからも精いっぱい取り組んでいきたいと思っています」(西﨑さん)