東京2020副賞(パラリンピックビクトリーブーケ)について

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東京2020組織委員会は、東京2020大会にてメダリストに授与する副賞をロンドン2012大会以来2大会ぶりにビクトリーブーケとすることを決定しました。世界中の人々と称賛の瞬間を共有できるよう、デザインは明るい色を基調としています。また、東日本大震災で被災した地域で育てられた花を中心にブーケに使用する予定です。世界最大のスポーツイベントであるオリンピック・パラリンピックを通じて、被災地の方々とともにその魅力を世界に向けて発信します。

副賞のビクトリーブーケは、オリンピック・パラリンピック合計で約5,000個を用意する予定です。ブーケ作成にあたっては、ブーケのデザインをご提案いただいた日本花(か)き振興協議会にご協力いただきます。ブーケには、メダリストの手元に残り家族や親しい友人と記憶を共有できるものとして、東京2020パラリンピックマスコット「ソメイティ」のぬいぐるみを取り付けます。

パラリンピックのブーケで使用が予定されている花は、トルコギキョウ(福島県産)、バラ(宮城県産)、リンドウ(岩手県産)、ハラン(東京都産)です。オリンピックのヒマワリがパラリンピックではマスコットの「ソメイティ」と同色のピンクのバラに変わります。このブーケにおいて、バラ一輪はアスリートの存在感を表現し、周りにあるトルコギキョウやリンドウは、そばで選手をサポートしてきた方々、応援してくれる世界中の人々をイメージして作られています。またオリンピック同様、他の花を下で支えるものとして、東京都産のハランが使用されていますが、これは東京で大会開催の準備に従事した人々を表しています。1人のアスリートを多くの人が支えている、というコンセプトのもと、パラリンピックのブーケはデザインされました。

また、パラリンピックのブーケは、選手が万が一ブーケを落としても花が崩れにくいよう、ループ状のハランがクッションとなって花を保護するデザインになっており、これまで障がい者のスポーツ大会で数多くのブーケを制作してきた日本花き振興協議会の知見を生かした仕様となっています。

ブーケにはパラリンピックのマスコットである「ソメイティ」が取り付けられ、彩りを添えています。保水機能もしっかり備えられており、真夏でも問題なく鮮度が保たれる仕様になっています。加えて、選手がプレゼントとして観客席に投げ込むことも想定し、ブーケを受け取る選手だけではなく、観客のみなさんも含めてケガをすることのないよう、ブーケ内部まで柔らかい素材でデザインが組み立てられています。

表彰式において、主役となるのは死力を尽くして栄冠を勝ち取った選手たちです。そこで手渡されるビクトリーブーケは、その栄誉を称えるもの。まさに祝福に「花を添える」役割を果たします。そして、このビクトリーブーケの制作に携わった関係者にもそれぞれの思いがあります。そうした背景を知れば、東京2020大会への興味もより一層沸いてくるのではないでしょうか。

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