IOC理事会後の橋本聖子会長コメント

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先ほど、国際オリンピック委員会(IOC)理事会への報告を終えました。

東京からは、先月の調整委員会の内容、太田市が皮切りとなった事前キャンプ、コロナ関連においては、専門家ラウンドテーブルや、ワクチン、プレイブックなど、状況報告を行いました。

IOCからは、チャレンジングな環境であるにもかかわらず、準備状況については大変高い評価をいただきました。安全で安心な大会開催に向けて、一層の自信を深めたと多くの理事の皆さまからお話をいただくことができました。

IOCから、東京2020大会に向けた、クオリフィケーションも順調に進んでいる旨の報告がありました。詳細はIOC理事会後に公表があると思いますが、15カ月にわたるボクシングの予選会も安全に実施できたことをはじめ、参加資格枠の確定は残すところわずかとなったとのことでした。着実な進捗について、大変心強く思います。

ワクチンについては、選手村に滞在する選手・関係者の80%以上が接種して来日できる見込みについて、IOCは一層の確信を得ているとの話がありました。ホスト国の日本人にとって、安全で安心な大会開催実現に向けては、大変力になるご報告をいただいたと思います。

なお、昨日、東京2020組織委員会の理事会においては、国内外のメディアへのワクチン接種について接種を積極的に進めるべきとの意見が多く出ましたので、海外メディアはどの程度接種して来日するのか伺ったところ、ポジティブな結果が得られそうだとの話がありました。国内メディアへの対応についても検討を進める一方、国際メディアのワクチン接種状況についてはIOCの皆さまから引き続き状況をご教示いただき、協力して進めていきたいと考えております。

また、理事の方から、サイバーセキュリティについては、オリンピックはターゲットになりやすく、十分な対策が必要とのコメントがありました。これまでもIOC、政府と議論を重ねてきたところですが、引き続き、課題については受け止め、万全の対策を取るべく、今後とも関係機関との緊密な連携に一層尽力する旨、理事の方にもお伝えしたところです。

選手村について、コロナ禍の大会ではあるが、アスリートにとって素晴らしい経験となるように、最後まで出来るだけの準備を尽くして欲しいとのコメントもありました。選手村を自分の家のような気持ちで過ごせることは、アスリートにとって何よりも重要であり、私からもできる限りの準備に努める旨、お伝えしたところです。

これまで大変な難局の中で準備を進めてきましたが、IOCによるワクチン提供、各国の国内オリンピック委員会(NOC)ドクターのサポート、国際スポーツ界の実績、そして我々のテストイベントの成功など、安全で安心な大会開催に向けて、自信をもてるだけの数々のエビデンスが揃ってきたことを、本日は理事の皆さまとも確認できる機会となりました。

大会まであと44日となり、大会準備も最終局面を迎えています。多くの方の理解を得て、安全で安心な大会を開催すべく、引き続き関係団体の皆さまと緊密に連携して、準備に取り組んでまいります。