内定選手ら本番コースで腕試し 東京2020テストイベント「北海道・札幌マラソンフェスティバル2021」

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東京2020テストイベントの一つ、「北海道・札幌マラソンフェスティバル 2021」(主催:北海道・札幌マラソンフェスティバル 2021実行委員会)が2021年5月5日(水・祝)、札幌市で行われ、東京2020オリンピックマラソンコースを利用して行われたハーフマラソンには、東京2020大会マラソン代表内定の服部勇馬選手、前田穂南選手、鈴木亜由子選手、一山麻緒選手が挑みました。

男子 24位の服部選手、本番へ「しっかり準備」

「札幌チャレンジハーフマラソン2021」は、本番と同じ大通公園西4丁目(北大通)をスタートし、東京2020オリンピックマラソンコースの中間地点をフィニッシュとする21.0975kmで実施。「札幌チャレンジ10K 2021」として10kmの部も行われました。

午前9時50分に男女同時にスタートしたハーフマラソンは、男女それぞれ海外で競技する3選手を含む合計69人が参加。男子は15km付近から後続を大きく突き放したケニアのヒラリー・キプコエチ選手が、1時間0分46秒で優勝し、日本人最高の3位に木村慎選手、また服部選手は1時間2分59秒で24位でした。

レース前の設定タイムは、夏場のマラソンを想定して1km3分5秒だったという服部選手でしたが、先頭の5km通過タイムは14分34秒と予想より早くなりました。「3分ペースで走れたことは自信になり、後半も3分から3分2秒で押し切りました。本番は3分5秒ペースよりも早くなると感じたので、目標とするタイムについては修正していかなくてはいけないと思いました」。

また夏に向けては、「走ることで何かを伝えられたらいいなと思っているので、東京2020大会までしっかり準備していきます」と意気込みを語りました。

男子24位でゴールした服部選手
男子24位でゴールした服部選手

女子 一山選手がV「最後は順位にこだわった」

一方の女子はレース序盤から、鈴木選手、一山選手、松田瑞生選手の3人が先頭集団を形成し、最後は一山選手と松田選手による競り合いとなりました。20km手前で仕掛けた一山選手が、ハーフマラソンの自己ベストを更新する1時間8分28秒で制し、4秒差の2位で松田選手。鈴木選手は3位、前田選手は5位に終わりました。

上々の結果に一山選手は、「今の自分がどれくらい走れるかを知ることができました」と満足げな表情。また終盤については、「思ったより早い段階で苦しくなりましたが、中盤からずっと粘って、(松田選手と鈴木選手)2人につかせてもらい、最後は順位にこだわってゴールを目指しました」と話しました。

女子トップでフィニッシュする一山選手
女子トップでフィニッシュする一山選手

鈴木選手は、「中盤から終盤にかけてまだ体が動いていたので、出てみようかなという気もあったのですが、最後にきつくなってしまい、自力の差が出ました」と反省。前田選手は「思っていたよりいいタイム(1時間10分50秒)でした。コースもしっかり見ることができ、東京2020大会につながるレースでした」と前を向きました。

選手にとっては本番のコースを体験できる貴重な機会となりました。攻略のポイントについて、「曲がり角が多く、また車線も広いので最短距離を走るための位置取りが大切になるのでは」(前田選手)、「前半はアップダウンがあり、そこでリズムをつくりたいですね」(鈴木選手)とそれぞれ口にしました。本番は周回コースとなる42.195km。「オリンピック本番の一周目はゆとりを持って通過したいです」(一山選手)。各選手にとって、8月に向けての試金石となる一日になりました。

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