自転車BMXレーシング

1981年4月には、国際BMX連盟が設立された。BMXは急速に独自のスポーツアイデンティティを確立し、モーターサイクルよりもサイクリングと共通点が多いことが明らかになった。そして、1993年にBMXが国際自転車競技連合（UCI）に完全に統合されたことで、公式に認められた。

主なルールは、安全装備、自転車の大きさ、年齢層の制限、大会でのレーサーの昇格方法などに関連している。競技は通常、一度に最大8人のレーサーによるモト（予選）が行われる。予選は、上位数名が勝ち進むシングルエリミネーション方式と、順位に応じてポイントが与えられるシリーズ戦がある。

BMXレーシングがオリンピック種目になったのは、北京2008からで、男子はラトビアのマリス・ストロンベルスが優勝した。女子では、フランスのアンヌ＝カロリーヌ・ショソンがこの種目で初のオリンピックタイトルを獲得た。

BMXレーシングは、最も速く、自転車競技の中では近年に採用された競技のひとつ。8人のライダーが、ジャンプ、急カーブ、障害物の多いコースで競い合うシンプルなもの。この種目は、デビュー以来、オリンピックのプログラムに採用されている。

BMXレーシングは、伝統的にヨーロッパとアメリカのレーサーが強いものの、3度のオリンピックメダリストと2度のチャンピオンであるマリアナ・パジョンなど、コロンビア勢もも最高レベルでその名を轟かせている。ニーク・キマン（オランダ）、シルバン・アンドレ（フランス）、ベサニー・シュリーバー（イギリス）、ラウラ・スムルデルス（オランダ）らも代表的な選手に挙げられている。