オリンピック聖火リレーのルート
ステージ概要
フランスにオリンピック聖火が到着することは、オリンピック開会式までの時間を彩る熱意と喜びに満ちた大いなる物語の始まりと言えるだろう。ベレム号に乗ったオリンピック聖火は5月8日、ギリシャから地中海を渡った後、フランス第二の都市であるマルセイユに到着する。「ポカイアの都市」と呼ばれるマルセイユでの聖火の旅は、ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院から始まり、まずは市内中心部へと向かう。
次に、ボレリー公園からファロ宮殿へと進んだオリンピック聖火は、マルセイユ国際都市へ向かう。また、マルセイユ港を一望できるフォン・オプスキュール公園も訪れる。その後、ル・ドームからロンシャン宮殿の博物館と給水塔へと続き、ラ・モリーン公園を駆け抜ける。この日の最後は、市の中心部にある閑静な住宅地ペリエを通って、スタッド・ヴェロドローム(マルセイユ・スタジアム)に到着する。
スタッド・ヴェロドロームでの祝賀イベント
マルセイユでのオリンピック聖火の旅は、この都市の最も象徴的な場所であるスタッド・ヴェロドロームで終える。マルセイユ・スタジアムの名でも知られるこの会場は、1935年に建設され、当時フランスにおけるスポーツ普及に力を注いでいたスポーツ大臣、レオ・ラグランジュによって1937年に落成された。スタジアムは数十年にわたって拡張、改良され、現在では67,300人以上の収容人数を誇る。リーグ・アン(フランスの男子プロサッカートップリーグ)のクラブチーム、オリンピック・マルセイユの本拠地であり、記憶に残る歴史的偉業の舞台となっている。
また、1938年と1998年のFIFAワールドカップ、1984年と2016年のUEFA欧州選手権などのサッカー競技の国際大会をはじめ、さまざまなスポーツ大会が開催されている。過去には、フランスの著名なボクサー、マルセル・セルダンの試合、フランス解放後の野球の試合、ラグビー大会、さらには2017年のツール・ド・フランスのステージのひとつとなるなど多くのスポーツが行われてきた。マルセイユのスポーツの中心地であるこの場所は、オリンピック聖火の祝賀会場となり、祝典の最後には聖火台が点火され、大盛況の中でこの日が締めくくられる。
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