トニー・エスタンゲ、パリ2024大会組織委員会会長
トニー・エスタンゲは、カヌー競技における3度の欧州チャンピオン、3度の世界チャンピオン、そして、3度のオリンピック金メダリストである。3度にわたるオリンピック(シドニー2000、アテネ2004、ロンドン2012)で金メダルを獲得した初のフランス人となった。北京2008オリンピックでは、フランス選手団の旗手を務めている。
彼は、2012年、国際オリンピック委員会(IOC)のアスリート委員に選出され、持続可能性とレガシー委員会に携わっている。また、2014年から国際カヌー連盟の副会長を務めている。
また彼は、パリ2024オリンピック・パラリンピック招致委員会の議長をベルナルド・ラパセット氏らと共に務め、スポーツ・ムーブメント、シビル・ソサエティ、公共セクターと民間セクターの観点からプロジェクトを立ち上げ招致キャンペーンを推進した。そして、これまでに5度の招致落選を経験したフランスは、このキャンペーンによりついに招致を勝ち取った。
パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長として、エスタンゲは、オリンピック・パラリンピックへの挑戦に賛同する全てのコミュニティと組織が団結することによって、洗練され熟考された競技大会の新しい模範が示されることを目標としている。
トニー・エスタンゲは、1978年5月6日、フランス南西部のポー市で生まれ、ピレネー山脈近くの自然の中でスポーツを楽しむスポーツ一家で育った。現在、彼は全てのスポーツへの情熱を3人の子どもたちと分かち合っている。