プロデューサーのデイビッド・ウォルパーは、さまざまな国から8人の映画制作者を選び、それぞれが異なるテーマにフォーカスした映像をまとめ上げた。アーサー・ペンは棒高跳、市川崑は100m、ミロス・フォアマンは十種競技、マイ・セッタリングはウエイトリフティング、ミヒャエル・フレガーは女性アスリート、クロード・ルルーシュは「敗者たち」を担当。その成果として完成したのは、奥深く多角的な観点からミュンヘンでのオリンピックをとらえた作品だった。イスラエルの選手11人とコーチがテロの犠牲になった大会としても記憶されており、ジョン・シュレシンジャーのパート(「マラソン」)でその怒りに触れている。 ミロス・フォアマン、市川崑、クロード・ルルーシュ、ユーリ・オゼロフ、アーサー・ペン、ミヒャエル・フレガール、ジョン・シュレシンジャー、マイ・セッタリング | 1973 | 110分 | 2013 IOC 修復版