かつて5連覇を成し遂げながら1976年大会以降優勝を逃し続けていた「体操男子団体総合」。栄光は過去のものとなっていたが、2004年アテネ大会では新世代となった日本チームが実力を発揮した。
最終種目の鉄棒を前にしてルーマニア、日本、アメリカはわずか0.1点差の大接戦となっていた。ルーマニア、アメリカの有力選手がミスをする中、日本は最終演技者の冨田洋之に繋ぐ。この大一番で冨田は「日本の美しい体操」の完全復活を印象づける完璧な演技を披露。日本が優勝を飾った。