Olympic Winter Games Oslo 1952
オスロ1952トーチ
ルート概要と詳細
オリンピアで採火された炎ではないため、「オリンピック聖火」ではなく「象徴的な北欧の炎」とされ、リレーのルートには、スキーの起源を記念するコースが設定されました。
1911年の南極探検隊メンバー、オラフ・ビアランドが「象徴的な北欧の炎」を採火した場所は、テレマーク地方モルゲダールにある、現代スキーの偉大な先駆者ソンドレ・ノルハイムの生家。これは暗闇の中で滑る際に松明を使用していたノルウェーの慣習に敬意を示しています。
テレマーク地方、とりわけモルゲダールは回転とスキージャンプの発祥地とみなされており、スバラストガやヘメストベイト兄弟など偉大なスキーヤーを多く輩出しました。ヘメストベイト兄弟はオスロに世界初のスキースクールを設立。現代のスキー競技もテレマークが発祥です。
トーチは同日中にモルゲダールのソンドレ・ノルハイム記念碑に運ばれ、翌日にはノルウェーの有名なスキーヤー、ビルゲル・ルートの家に到着。その翌日にはオスロ西部にある旧競技会場フセビーの丘へ運ばれました。
開会式では、最終走者のエイイル・ナンセンがスキーでビスレットスタジアムを一周。その後に階段を上って聖火台に点火しました。
ルートマップ
事実とデータ
**開始:**1952年2月13日、モルゲダール(ノルウェー)
**終了:**1952年2月15日、ビスレットスタジアム、オスロ(ノルウェー)
**第1走者:**スキー一家として有名なヘメストベイト家末裔の代表者
**最終走者:**エイイル・ナンセン、ノルウェーの著名な探検家フリチョフ・ナンセンの孫
**走者数:**94
走者募集: -
距離:〜225km
**経由国:**ノルウェー
トーチ詳細
**概要:**持ち手は円柱状で、上部に薄い皿状の燃焼部が付いている。このパーツには五輪マークと開催年「1952」に加え、矢印で結んだ「Morgedal-Oslo」の文字が記されました。
**色:**銀、金
**長さ:**22cm(持ち手のみ)
**材質:**真鍮、 合金鋼
燃料: -
**デザイン/製造:**ゲイル・グルング/アドルフ・トーレセン
トリビア
冬季オリンピックで初めて行われた聖火リレーだった。ガルミッシュ・パルテンキルヘン1936とサン・モリッツ1948でも聖火台への点火は行われたが、聖火をリレーで運んではいなかった。
オリンピックを深く知ろう
ブランド
ビジュアル・アイデンティティは、各オリンピックごとに作成されるブランド
メダル
オリーブ冠に始まり、メダルのデザインも年々進化メダル
トーチ
オリンピックを象徴するものとして、開催国独自のバージョンを提示トーチ