リレハンメル1994

Olympic Winter Games Lillehammer 1994

リレハンメル1994トーチ

(GETTY IMAGES)

ルート概要と詳細

オリンピアでの採火式を終え、聖火はドイツのシュツットガルト、ルートビヒスブルク、エスリンゲン、カールスルーエ、デュッセルドルフ、ビンターベルク、ヘルネ、エッセン、ドルトムント、デュイスブルク、グレーフラート、ハンブルクなどを通過。ケルン大学にも立ち寄り、1936年に行われた第11回オリンピック競技大会の大会組織委員会事務総長で、聖火リレーを発案したカール・ディームに敬意を表して聖火台にともされました。その後はコペンハーゲン、ヘルシンキ、ストックホルム、オスロを経由してリレハンメルに到着しました。

開会式では、トーチを手にしたスタイン・グルーベンがジャンプ台から飛ぶ演出で観客を驚かせました。本来の最終走者はオーレ・グンナル・フィディエステールでしたが、リハーサル中のケガでグルーベンに交代しました。

ルートマップ

事実とデータ

**開始:**1994年1月16日、オリンピア(ギリシャ)

**終了:**1994年2月2日、リスゴーズバッケン・スキージャンプアリーナ、リレハンメル(ノルウェー)

**第1走者:**なし(ギリシャ)

**最終走者:**ホーコン・マグヌス王太子

走者数: -

走者募集: -

距離:〜6,000km(オリンピックからの公式聖火リレー)

**経由国:**ギリシャ、ドイツ、デンマーク、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー

トーチ詳細

**概要:**バーナーに「The XVII OLYMPIC WINTER GAMES LILLEHAMMER 1994」の文言と大会エンブレムが刻まれています。銅を使用したパーツにスポーツのピクトグラムが入っており、アルミニウム製の上部に燃焼制御システムが組み込まれました。

木製の長い持ち手とメタルブレードで構成され、樺を使った持ち手はノルウェーの伝統的な側面を象徴。研磨されたアルミ製のブレードは、この国の近代性とテクノロジーを表現しています。トーチを運ぶランナーのシルエットと美しさを考慮し、細くしなやかな形状を持ち、従来よりもかなり長いデザインが採用されました。

**色:**茶、銀、銅

**長さ:**152cm

**材質:**木材、鉄、銅

**燃料:**パラフィン系燃料、燃焼時間は30~40分

**デザイン/製造:**アンドレ・ステーンバッハ・マランドン、パール・クリスティアン・カールス/パール・J・カールス・アーキテクターAS、スタトイル

(IOC)

トリビア

ドイツのグレフラート上空で、パラシュートで降下する2人のランナーがトーチをリレーするという、オリンピック史上初めての試みが行われました。

ノルウェーでは「非公式」の聖火リレーが75日間にわたって行われました。こちらの聖火はオスロ1952とスコーバレー1960にならい、スキー発祥の地モルゲダールで採火。マッタ・ルイーセ王女が第1走者を務めました。総距離12,000kmのうち陸路は8,000kmで、そのうち約6,500kmを徒歩でカバー。残り4,000kmは飛行機を使い、海やフィヨルドを越えてスバールバル諸島に運ばれました。ランナーがトーチを運べない場合には、さまざまな時代の郵便サービスで使われてきたその他の運搬手段が採用されました。正式な聖火リレーの最終目的地はリスゴーズバッケン・スキージャンプアリーナでしたが、モルゲダールからの聖火リレーが向かったのはリレハンメルのメインストリートに設置されたオスロ1952の聖火台でした。

リレハンメル1994

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