競歩の鈴木雄介、五輪本番で予想される猛暑に「可能ならコースを再考してほしい」

9月下旬より、ドーハで陸上の世界選手権が行われる。この大会に向け、北海道千歳市内で合宿を行っている競歩代表がトレーニングを公開した。

その中で男子20キロ世界記録保持者でもある鈴木雄介（富士通）が、東京オリンピックで予想される猛暑に警鐘を鳴らした。

「日なたで50キロ歩ききるのは相当きつい。可能ならコースを再考してほしい」

鈴木は今月上旬、都内の荒川河川敷や皇居外苑の五輪予定コースでシミュレーションを実施したが、コンクリートの照り返しによる猛暑、脱水症状などが懸念であると強調。

五輪コースの中には日を遮るものがないエリアもあり「選手はもちろん、観客にも酷」と続け、本番の競技環境を憂慮している。

東京五輪の競歩は2020年8月8日、5：30～10：00にかけて行われる予定。開始時刻こそ早朝に設定されているが、午前中から気温が急上昇することも予想されるだけに、猛暑は悩みのタネとなっているようだ。