「点灯するメダル」? 世界体操2019で使用される革新的メダルが話題
ドイツ・シュツットガルトで行なわれている世界体操2019。この大会ではアスリートの活躍だけではなく、一風変わったメダルにも注目が集まっている。
この大会でアスリートに手渡されるメダルとリボンには照明が埋め込まれており、メダルが白く光り輝くのだ。
照明はセンサーと連動して作動し、アスリートがメダルを着けた時に自動で点灯する仕組み。また、環境へも配慮し、リボンにはペットボトルをリサイクルした素材を利用。照明もバッテリーで駆動し、マイクロUSB経由の充電で何度でも利用できる。
メダルはシュツットガルトのデザイナーと企業によって設計され、地元産業の技術力のアピールにも一役買っている。この取り組みについて地元のスポーツ連盟会長のドラクスラー氏は「今回の世界体操は最も美しいだけでなく、おそらく最も革新的でもある」とコメントしている。
東京五輪のメダルも「みんなのメダルプロジェクト」と題し、日本全国の使われなくなった携帯電話やパソコンを回収・リサイクルすることで製造された。
スポーツが時代を経て進化する中、メダルの形や製造方法も進歩を続けているようだ。