中国の青島で行われているIJF(国際柔道連盟)ワールドマスターズ青島大会が3日目を迎えた。最終日となるこの日、男子は男子は90キロ級、100キロ級、100キロ超級、女子では78キロ級、78キロ超級の5階級が行われた。男子100キロ超級の原沢久喜(百五銀行)が優勝し、Tokyo2020(東京五輪)出場に向けて大きく前進した。
男子100キロ超級の原沢は、プールCを勝ち抜くと、準決勝では世界ランク7位のロシア人選手に勝利。決勝は、世界ランク2位、チェコのルカーシュ・クルパーレクが棄権したため、優勝が決まった。影浦心(日本中央競馬会)は、準々決勝でクルバーレクに敗れたものの、敗者復活戦を勝ち上がり、銅メダルを獲得した。
男子100キロ級のウルフアロン(了徳寺大職)は、銀メダルで大会を終えた。プールDを順調に勝ち上がり、準決勝ではロシアの選手に勝利し、決勝進出。決勝では、世界ランク4位でオランダのミヒャエル・コレルに敗れ、準優勝を果たした。
男子90キロでは、長澤憲大(パーク24)、村尾三四郎(東海大1年)は、それぞれ準々決勝で敗れ、敗者復活戦へ回った。長澤は、3位決定戦に進むものの、トルコの選手に敗れて5位タイ。村尾は、敗者復活戦の初戦でタジキスタンの選手に敗れ、7位タイに終わった。
女子78キロ級にシードで出場した梅木真美(ALSOK)は、初戦でフランスの選手に敗れた。女子78キロ超級に、日本勢は出場しなかった。