中国の青島で行われているIJF(国際柔道連盟)ワールドマスターズ青島大会が2日目を迎えた。この日、男子は73キロ級と81キロ級が行われ、女子では63キロ級と70キロ級が行われた。男子73キロ級の橋本壮市(パーク24)、女子63キロ級の鍋倉那美(三井住友海上)がそれぞれ優勝した。
男子73キロ級では、橋本壮市(パーク24)、海老沼匡(パーク24)の2選手が出場。優勝した世界ランク2位の橋本は、プールCを勝ち抜くと、準決勝でコソボの選手を破って決勝進出。決勝では、イスラエルの世界ランク12位選手が負傷のため棄権した。プールBを勝ち抜いた海老沼は、準決勝でイスラエルの選手に敗れて3位決定戦に回った。3位決定戦では、アラブ首長国連邦の選手を破って銅メダルを獲得した。
女子63キロ級では、プールDを突破した鍋倉が準決勝で田代未来(コマツ)を破って決勝進出。世界ランク6位の鍋倉が、同ランク2位の田代を破る大金星を挙げた。決勝では、リオ五輪銀メダル、世界選手権3連覇中で、現在世界ランク首位のクラリス・アグベニューと対戦。延長の末に勝利に強敵を破り、金メダルを手にした。準決勝でアグベニューに敗れた土井雅子(JR東日本)、鍋倉に敗れた田代は、それぞれ3位決定戦で勝利し、銅メダルを獲得した。
女子70キロ級では、世界ランク8位の新井千鶴(三井住友海上)が銅メダルを獲得した。プールAを勝ち抜いたものの、準決勝で同ランク5位のオランダの選手に敗れて3位決定戦に回った。3位決定戦では、世界ランク3位でオーストリアのミヒャエラ・ポラースを破った。新添左季(自衛隊体育学校)、大野陽子(コマツ)はそれぞれ初戦で敗れた。
男子81キロ級の藤原崇太郎(日本体育大3年)は、初戦でロシアの選手に敗れた。
翌14日には、男子は90キロ級、100キロ級、100キロ超級、女子では78キロ級、78キロ超級の5階級が行われる。