1月23日、IJF(国際柔道連盟)ワールド柔道ツアーのグランプリ・テルアビブ大会初日が行われた。女子48キロ級で角田夏実、52キロ級で前田千島が優勝した。男子60キロ級では、青木大が3位となった。
大会初日は、男子60キロ級、66キロ級と、女子48キロ級、52キロ級、57キロ級が行われた。
2017年世界選手権銀メダル、2018年ワールドマスターズとアジア大会で金メダルなど、女子52キロ級で国際舞台の実績を持つ角田夏実(了徳寺大職員)が、48キロ級でオール一本勝ちで優勝した。角田の階級は本来52キロ級だが、同階級は阿部詩や志々目愛などが揃い、代表争いが激戦のため、現在は階級を一つ下げた48キロ級でTokyo2020(東京オリンピック)出場を目指し戦っている。
女子52キロ級の前田千島(三井住友海上)が、決勝でリオデジャネイロ五輪48キロ級銀メダリストのチョン・ボギョン(韓国)を下し、優勝した。チョンは2018年アジア大会以降、52キロ級に階級を上げている。
男子60キロ級では、青木大(パーク24)が3位となった。男子66キロ級の橋口祐葵(パーク24)は2回戦で敗退、女子57キロ級では日本からの出場選手はいなかった。
■IJFワールド柔道ツアーについて
2009年から開催されている、国際柔道連盟(IJF)主催の柔道国際大会。世界選手権、ワールドマスターズ、グランドスラム、グランプリで構成され、IJFによる世界ランキング対象となる。オリンピックも世界ランキング対象大会だが、国際オリンピック委員会(IOC)主催のため、IJFワールド柔道ツアーには含まれない。グランプリ・テルアビブ大会は2019年から創設された。
- 世界選手権(オリンピック開催年以外は毎年開催)
- ワールドマスターズ(世界ランキング上位36名までに出場権)
- グランドスラム(フランス、アゼルバイジャン、ロシア、UAE、ドイツ、日本で行われる6大会)
- グランプリ(グランドスラムに次ぐ大会。約10大会)