【柔道】グランドスラム・デュッセルドルフの日程&放送予定|東京五輪代表選考大会

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
2大会連続の五輪出場を目指す大野将平…GSデュッセルドルフを制し、代表内定なるか

柔道のグランドスラム(GS)デュッセルドルフ大会が2月21日から23日にドイツで開催される。今大会はワールドマスターズ青島(2019年12月)、GSパリ大会(2020年2月)と並び、Tokyo2020(東京五輪)代表選考大会のひとつ。ここではGSデュッセルドルフの日程と放送予定を紹介する。

日程&放送予定

1日目:2月21日(金)

【実施階級】

  • 男子:60kg、66kg
  • 女子:48kg、52kg、57kg

【放送予定】

2日目:2月22日(土)

【実施階級】

  • 男子:73kg、81kg
  • 女子:63kg、70kg

【放送予定】

3日目:2月23日(日)

【実施階級】

  • 男子:90kg、100kg、100kg超級
  • 女子:78kg、78kg超級

【放送予定】

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グランドスラム・デュッセルドルフについて

ドイツ・デュッセルドルフで毎年2月に開催される国際柔道連盟(IJF)主催の国際柔道大会。

2020年大会は、全日本柔道連盟(AJJF)が定めた、東京五輪日本代表選考大会のひとつだ。各選手とも海外の強豪相手に結果を出し、東京五輪代表入りへアピールしたい。

■IJFワールド柔道ツアー(大会ランク順)

  • 世界選手権(オリンピック開催年以外は毎年開催)
  • ワールドマスターズ(世界ランキング上位36名までに出場権)
  • グランドスラム(フランス、アゼルバイジャン、ロシア、UAE、ドイツ、日本で行われる6大会)
  • グランプリ(グランドスラムに次ぐ大会。約10大会)

2009年から開催されている、IJF主催の柔道国際大会の総称。世界選手権、ワールドマスターズ、グランドスラム、グランプリで構成され、IJFによる世界ランキング対象となる。オリンピックも世界ランキング対象大会だが、国際オリンピック委員会(IOC)主催のため、IJFワールド柔道ツアーには含まれない。

出場日本人選手

【男子】

  • 90kg級:向翔一郎 (ALSOK)
  • 81kg級:永瀬貴規 (旭化成株式会社)
  • 73kg級:大野将平 (旭化成株式会社)
  • 66kg級:阿部一二三 (日本体育大学4年)
  • 60kg級:髙藤直寿(パーク24株式会社)

【女子】

  • 78kg超級:朝比奈沙羅(パーク24株式会社)
  • 78㎏級:濵田尚里 (自衛隊体育学校))
  • 70㎏級:新井千鶴 (三井住友海上火災保険株式会社)
  • 63㎏級:田代未来 (コマツ)
  • 57kg級:玉置桃(三井住友海上火災保険株式会社)
  • 52㎏級:阿部詩 (日本体育大学1年)
  • 48kg級:渡名喜風南(パーク24株式会社)

注目選手

大野将平:男子73kg級(1992年2月3日生まれ)

2016年リオデジャネイロオリンピック73キロ級金メダリスト。2019年世界選手権では、オール一本勝ちで3度目の優勝を果たした。優勝すれば東京オリンピック代表内定だった11月のグランドスラム大阪は、怪我のため欠場したが、代表争い1番手であることに変わりはない。ワールドマスターズ青島とGSパリを制した橋本壮市がライバルだが、大野が今大会で優勝すれば五輪代表に内定する可能性が高いと見られている。

阿部一二三:男子66kg級(1997年8月9日生まれ)

2017年、2018年世界選手権66キロ級覇者。東京オリンピック代表争いでは、2019年世界選手権王者・丸山城志郎に次ぐ2番手という立場。3連敗を喫していた相手である丸山を、2019年グランドスラム大阪決勝で破って優勝し五輪代表へ望みをつないだ。阿部が東京五輪代表を掴むためには丸山の欠場が決まっている今大会で優勝し、4月の選抜体重別選手権で丸山に勝利することが必須とされている。

阿部詩:女子52kg級(2000年7月14日生まれ)

男子66kg級・阿部一二三の妹。2018年、2019年世界選手権を連覇した。2019年グランドスラム大阪で優勝すれば東京オリンピック代表に内定だったが、決勝でフランスのアマンディーヌ・ブシャールに敗れ、2017年から続いていた国際大会での連勝がストップ。五輪代表内定も持ち越しとなった。GSデュッセルドルフ優勝で、東京五輪代表内定が確実視されている。今大会にはブシャールもエントリーしており、ライバルにリベンジを誓う。

東京オリンピック代表選考について

全日本柔道連盟(AJJF)は東京五輪の代表選考を3段階で実施。第1段階では、IJF(国際柔道連盟)世界選手権2019東京とGS大阪2019の両方で優勝した、女子78キロ超級の素根輝(環太平洋大学1年)が内定。第2段階では、ワールドマスターズ青島、GSパリ大会、GSデュッセルドルフ大会の結果により決定される。第2段階までに決定しなかった階級に関しては、4月の全日本選抜体重別選手権後の強化委員会で選考を行うとしている。

日本代表選手選考1

  • 世界柔道選手権東京大会(2019年8月)での優勝(必須)
  • グランドスラム大阪大会での優勝(2019年11月)
  • 強化委員会で3分の2以上の賛成

日本代表選手選考2

上記の方法で代表選手が決まらなかった階級に関しては、以下の3大会における成績をもとに、2月27日の強化委員会の場で選出。

  • ワールドマスターズ青島(2019年12月)
  • グランドスラム・パリ(2020年2月)
  • グランドスラム・デュッセルドルフ(2020年2月)
  • 強化委員会決議(2020年2月27日)

日本代表選手選考3

ここまでの2段階で代表選手が決定しない階級は、以下の大会終了後の強化委員会で選考を行う。なお、代表選手決定には委員の過半数以上の賛成が必要となる。

  • 全日本選抜体重別選手権(2020年4月)

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