卓球ワールドツアー・カタールOP本戦が28日開幕、話題の水谷隼は男子シングルス1回戦に登場

視力低下にさいなまれながら世界レベルで戦う水谷隼が話題に

1
視力低下のハンデを抱えながらこの1年を戦い抜いてきた水谷隼。カタールオープンで世界に挑む

卓球ITTFワールドツアープラチナ大会のカタールオープン2019の本戦トーナメントが、現地時間3月28日から始まる。

今大会は、国際卓球連盟(ITTF)が主催するワールドツアーのうち、プラチナに分類される重要な大会。優勝して得られるランキングポイントも通常のワールドツアーより450ポイント多い、2250ポイントとなっており、世界ランク上位の選手も数多く出場する。

日本勢からは、混合ダブルスでは注目の初ペアとなる張本智和/石川佳純、森薗政崇/伊藤美誠の2組が、女子ダブルスでは、“みまひな”早田ひな/伊藤美誠に加え、ペア歴の長い橋本帆乃香/佐藤瞳が出場。男子ダブルスでは、2017年同大会優勝の森薗政崇/大島祐哉がそれぞれ本戦1回戦に臨む。

シングルトーナメントには、女子は、石川佳純、平野美宇、伊藤美誠、佐藤瞳、柴田紗希らがエントリー。男子では、張本智和、丹羽孝希、水谷隼らが予選免除で本戦1回戦に挑む予定だ。

本戦の組み合わせ

予選は26日から開幕しており、男子シングルは大島祐哉、森薗政崇、吉村真晴が、女子シングルでは加藤美優と安藤みなみが予選突破を果たした。先日のオマーン・オープンで優勝を果たした早田ひなは予選3回戦で敗れ、本戦出場はならなかった。

本戦1回戦では、男子シングルで張本対森薗、吉村対丹羽の日本人対決が実現し、女子シングルでも安藤対伊藤、加藤対佐藤が顔を合わせる。

日本男子のエース・水谷は、2018年1月から右目の視力低下に苦しんでいたことを先日明かし、そんななかで今年の全日本選手権を制していたことがメディアでも話題になっており、今大会での注目度が上がっている。

もっと見る