卓球のワールドカップ団体戦大会2日目が7日に行われ、男子日本代表は準々決勝でドイツに3-1で勝利し、準決勝へ進出を決めた。9日に行われる準決勝では中国と対戦する。
日本は第1試合のダブルスで、丹羽孝希/吉村真晴ペアがパトリック・フランツィスカ/ティモ・ボルのペアを相手に先にセットを奪うも、逆転を許し1-3で敗戦。しかし、第2試合のシングルスで張本智和がドミトリ・オフチャロフを3-1で退けイーブンに戻すと、続くシングルスでも吉村真晴がドイツの名選手ボルにストレートで勝利し、勝ち抜けまであと1勝に迫る。
第4試合のシングルには再び張本が登場すると、フランツィスカを3-1で下し、勝ち抜けを決めた。
昨日の予選では格下のイングランドに敗れるなど、本来の実力を見せられなかった。倉嶋洋介監督は「1回負けてちょっと吹っ切れた感じが選手たちにもあって、かなり体も動くようになってきた。(ラケット)を振り抜くこともできるようになり、少しずつ練習の成果が出てきた」と、選手の調子が上向いた実感を口にした。
日本男子代表は9日(土)17:15から行われる準決勝で中国と対戦する。中国戦に向けエースの張本は「団体戦では勝つのはシングルスより難しい」としながらも、「みんなが自分のプレーに集中して団結して戦えば、この流れで(中国に)勝てる可能性もあると思う」と自信をのぞかせた。
また、女子代表は8日(金)19:30からルーマニアとの準々決勝に臨む。