11月23日(土)、「柔道グランドスラム大阪2019」の大会2日目が丸善インテックアリーナ大阪にて行われ、女子63kg級で土井雅子が連覇を果たした。
土井は準決勝で同階級トップの田代未来を破り、決勝ではグランドスラム大会初出場で決勝進出と波に乗る幸田奈々を抑えて金メダルを獲得。逆転での五輪内定へ望みをつないだ。
試合後、土井は「東京オリンピックは神様が出るような大会。この優勝と女王の田代さんを倒したことで、自分でもいけるのかなと少し勇気をもらった」と笑顔を見せ、「何が何でも最後まで食らいついて諦めない」と五輪への強い意欲をのぞかせた。
増地克之代表監督は土井の現在地について「ほぼオリンピックという夢がなくなる状況で、本当に崖っぷちの状況から少し戻したところ」と評価。準決勝で敗れた田代が「まだこの階級のトップを走っている」との考えを明かした。
田代が逃げ切るか、それともグランドスラム大阪優勝で勢いを付ける土井が逆転するか、今後の代表争いからも目が離せない。