『侍ジャパンシリーズ2019』第1試合、日本はメキシコに2-4で逆転負け

稲葉篤紀監督率いるコーチ陣(写真は2018年11月の日米野球)

「侍ジャパン」こと野球日本代表は3月9日、『侍ジャパンシリーズ2019』でメキシコ代表と対戦し、2-4で敗戦した。

京セラドーム大阪で行われている強化試合2連戦の第1試合は、オリックス・バファローズの若き主砲・吉田正尚のタイムリーで先制した日本が2点をリードしたが、7回に連続タイムリーで逆転を許し敗北した。

メキシコは北海道日本ハムファイターズや阪神タイガースで活躍したルイス・メンドーサが先発のマウンドに上がる。

初回、そのメンドーサの初球を1番・上林誠知がセンター前に運び出塁すると、2番の西川遥輝は四球を選び、いきなり無死一、二塁のチャンスを作る。3番の近藤健介がダブルプレーに倒れるも、ランナーは三塁まで進塁。それを5番吉田正尚がセンター前ヒットで返し、日本が先制に成功する。

日本の先発は横浜DeNAベイスターズの今永昇太。三者連続三振という最高のスタートを切った。

2、3回と互いに得点を許さず1-0で迎えた4回表、1死一、二塁のチャンスで、8番の甲斐拓也がライト前にタイムリーヒットを放ち、日本に追加点をもたらす。

4回裏、2番手の山岡泰輔は、今季からオリックスに加入したチームメイトのジョーイ・メネセスに初球を捉えられ、あわやホームランというフェンス直撃の二塁打を放たれる。しかし続くルイス・フアレスを三振にとってピンチを切り抜けた。

2-0で迎えた6回裏、日本はついに失点を喫する。2死一塁の場面、バッターボックスにはこの日2安打の4番メネセス。3番手の高橋礼が投げた10球目をセンター前に運ばれ、続くフアレスのライト前タイムリーヒットで1点を返された。

7回裏、日本は4人目の松永昂大をマウンドに送るが、勢いに乗ったメキシコ打線につかまってしまう。9番アリ・ソリスに同点タイムリーを打たれると、1番クリス・ロバーソンにもヒットを許し、2-3と試合を逆転されてしまう。

8回裏、メネセスが5人目の梅野雄吾からこの日4本目の安打となる二塁打を放ち、6番ルイス・クルーズのタイムリーで帰塁。点差を広げられた。

日本は最終回で粘りを見せ、1死一、二塁のチャンスを作ったが、上林のライトフライで一、二塁のランナーが同時にタッチアップを試みるが、二塁でタッチアウトされゲームセット。日本が2-4で敗戦した。

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