東京・日本武道館で開催中の世界柔道選手権は8月29日に5日目を終え、男子90kg級は初出場の向翔一郎が銀メダルを獲得、女子70kg級は大会2連覇中の新井千鶴が3回戦で敗退した。
男子90kg級は、初出場で、2018年にグランドスラム2大会で優勝した向が銀メダルに輝いた。向は2回戦からの出場で順当に勝ち進むと、決勝では前述のグランドスラム大阪大会決勝で下したノエル・ファントエンド(オランダ)と対戦。技ありで制され、雪辱を果たされる形で敗北を喫した。
ツイート:「日本のムカイがキューバのシルバ・モラレスに圧倒的な小内刈(こうちがけ)を仕掛け、準決勝に進出!」
女子70kg級は、17年、18年と同大会2連覇中の新井千鶴が出場。初戦となる2回戦でアスマー・ニアン(モロッコ)に一本で勝利したが、続く3回戦でバルバラ・ティモ(ポルトガル)に技ありを奪われ早くも敗退、3連覇を逃した。ティもはそのまま決勝に進み、マリー・イブ・ガイエに敗れ準優勝した。
ツイート:「5日目結果。マリー・イブ・ガイエとノエル・ファンとエンドが初優勝」
明日30日は、男子100kg級にウルフ・アロンが、女子78kg級に濵田尚里が登場する。