リオ五輪体操の代表、村上茉愛が2020年の引退を示唆「東京までを一区切りにしたい」

村上茉愛が2020年での引退を示唆(写真は2018年の世界選手権)

30日開幕、体操の全日本シニア選手権を前に、村上茉愛が会見の場で大会に意気込みを示すとともに、東京オリンピックが開催される2020年での現役引退を示唆した。

会見の場で村上は「体の調子は良い。今回が今年最後の試合になると思うので、それに懸ける思いを見せたい。世界選手権に出る選手に負けないぐらいハリとキレのある演技をして、優勝を狙いたいと思う」と発言。

体操の世界選手権2019は10月4日~13日までベルギーのアントウェルペンで行われるが、村上は腰痛によりNHK杯を棄権したことから、世界選手権の代表入りを逃していた。

その一方で今後の目標について「もともとはリオ五輪で終わるつもりで。大学4年まであと2年やって気持ちよく引退、と思っていたけど。リオが悔しくて東京(五輪)までやろうと思った。今の時点では東京までしかやりたくない。東京までを一区切りにしたい」と述べ、2020年をもって一線から退くことをほのめかしている。

村上は20歳で迎えたリオ五輪で、日本の団体4位入賞に貢献。だが個人総合では得意のゆかでの失敗もあり14位に。メダル奪取が期待された種目別のゆかでも、ミスにより7位となっていた。

リオ五輪の翌年、2017年には世界選手権の種目別ゆかで金を獲得するなど、大舞台で結果を残していた村上。だが、負傷に悩まされていることもあり、2020年の東京五輪をもって競技生活を一区切りする意向を示している。

10月に行われる世界選手権の代表には選出されなかったものの、全日本シニア選手権で本領を発揮し、表彰台の真ん中に立てるのか。村上の演技に注目が集まる。

もっと見る