バドミントン全英オープンが現地時間6日、イギリス・バーミンガムで開幕し、桃田賢斗(NTT東日本)ら2回戦へ駒を進めたが、女子シングルスではリオ五輪出場金メダルで大会第2シードの「タカマツ」ペアが敗れる波乱があった。
前週に行われたドイツオープンで優勝を飾った桃田はタイ選手に21-13、21-7で勝利し、1回戦を突破。他の日本勢は西本拳太、常山幹太(ともにトナミ運輸)が2回戦進出を決めたが、坂井一将(日本ユニシス)は1回戦敗退となった。
女子シングルスでは第2シードの奥原希望(太陽ホールディングス)が21-17、21-16でインドネシア選手を退け、前々回大会優勝の山口茜(再春館製薬所)も21-15、21-18で2回戦へ駒を進めたほか、高橋沙也加(日本ユニシス)、大堀彩(トナミ運輸)を含め、すべての日本勢が突破を決めた。
1回戦から日本人対決が行われた男子ダブルスでは、第3シードの嘉村健士/園田啓悟ペア(トナミ運輸)が保木卓朗/小林優吾ペア(トナミ運輸)との同チーム対決を21-17、19-21、21-9で制し、2回戦進出。第4シードの遠藤大由/渡辺勇大ペア(日本ユニシス)も21-13、15-21、21-15でマレーシアペアを下し、1回戦突破を果たしたが、井上拓斗/金子祐樹ペア(日本ユニシス)は1回戦で姿を消した。
女子ダブルスでは波乱が起きた。ドイツオープン準優勝で第2シードの「タカマツ」こと松友美佐紀/高橋礼華ペア(日本ユニシス)は韓国ペアに17-21、21-10、19-21で敗れ、1回戦で敗退。第1シードの「フクヒロ」こと福島由紀/廣田彩花ペア(アメリカンベイブ)は香港ペアを21-17、21-12で退け、2回戦進出を果たした。第3シードの松本麻佑/永原和可那ペア(北都銀行)は櫻本絢子/髙畑佑紀子ペア(ヨネックス)との日本人対決を制し、第7シードの田中志穂/米本小春ペア(北都銀行)もインドペアを下して2回戦へと駒を進めた。
前回大会で日本勢唯一の優勝者である混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗ペア(日本ユニシス)が中国ペアを22-20、21-23、21-14で退け、2回戦へ。権藤公平(トナミ運輸)/栗原文音(日本ユニシス)ペアも2回戦進出を決めた一方、金子祐樹/松友美佐紀(日本ユニシス)ペアと保木卓朗(トナミ運輸)/永原和可那(北都銀行)ペアは1回戦敗退となった。