現地時間の7月30日、タイのバンコクでバドミントンのタイオープンが開幕した。この日は、シングルスは男女ともに予選のみが行われ、ダブルスは男女、混合の各種で予選および本戦の1回戦が行われた。
シングルスでは、ジャパンオープンで決勝を戦った男子の桃田賢斗(東日本電信電話)、女子の奥原希望、山口茜らが大会から棄権している。Tokyo 2020(東京五輪)の代表選考は、来年の4月28日に発表される世界ランキングを基準に行われるため、昨年に同大会で優勝している常山幹太(トナミ運輸)ら、他の選手たちにとっては挽回のチャンスとなる。
ダブルスでは日本女子勢が好調で、全組が1回戦(ラウンド32)を勝ち抜いた。ジャパンオープン準優勝の“ナガマツ”こと永原和可那・松本麻佑(ともに北都銀行)ペアは、ホスト国タイのペアに2-1で勝利。世界ランク2位の“フクヒロ”こと福島由紀・広田彩花(ともにアメリカンベイプ岐阜)ペアは、フランスのペアにストレート勝ちを収めた。“タカマツ”こと高橋礼華・松友美佐紀(ともに日本ユニシス)ペアはロシアのペアに2-0の快勝。米元小春・田中志穂(ともに北都銀行)ペアはインドネシアのペアに、桜本絢子・高畑祐紀子組(ともにヨネックス)は中国のペアに勝利し、それぞれ2回戦に駒を進めた。
男子ダブルスでは、井上拓斗・金子祐樹(ともに日本ユニシス)ペアは、世界ランク2位の中国のペアに1-2で敗れた。保木卓朗・小林優吾(トナミ運輸)の“ホキコバ”ペアもインドネシアのペアにストレート負けを喫した。その他日本勢の1回戦は、翌31日に行われ、遠藤大由・渡辺勇大(ともに日本ユニシス)は、インドネシアのペアと対戦する。“ソノカム”こと園田啓悟・嘉村健士(ともにトナミ運輸)は、韓国のペアとの初戦を迎える。
混合ダブルスは、翌31日から本戦が始まる。金子祐樹・松友美佐紀(ともに日本ユニシス)ペア、権藤公平(トナミ運輸)・栗原文音(日本ユニシス)ペア、渡辺勇大・東野有紗(ともに日本ユニシス)、保木卓朗(トナミ運輸)・永原和可那(北都銀行)の4組が出場する。
7月31日出場選手一覧:
**男子シングルス:**常山幹太(トナミ運輸)、西本拳太(トナミ運輸)
女子シングルス:髙橋沙也加(日本ユニシス)、大堀彩(トナミ運輸)
**男子ダブルス:**遠藤大由・渡辺勇大(ともに日本ユニシス)ペア、園田啓悟・嘉村健士(ともにトナミ運輸)ペア
**混合ダブルス:**金子祐樹・松友美佐紀(ともに日本ユニシス)ペア、権藤公平(トナミ運輸)・栗原文音(日本ユニシス)ペア、渡辺勇大・東野有紗(ともに日本ユニシス)ペア、保木卓朗(トナミ運輸)・永原和可那(北都銀行)ペア