テニスの元世界ランク1位マレー、下部ツアーのラファ・ナダルOPで3回戦敗退

1 執筆者 千葉正樹
復活を目指すも、まだ本調子には程遠いマレー

現地時間29日、スペインのマジョルカ島で行われているATPチャレンジジャー、ラファ・ナダル・オープンの3回戦で、元世界ランク1位のアンディ・マレー(現328位)が、ランキング240位のマッテオ・ビオラ(イタリア)に1-2の逆転負けを喫した。

マレーは2つのブレークをマークして6-3と第1セットを取ったものの、そこから4-6、6-7とフルセット&タイブレークの末、逆転で敗れる結果に。マレーは1回戦から連勝を飾っていたが、その勢いは2回戦まで。3回戦で惜しくも敗退することとなった。

マレーと言えば2016年11月には世界ランキング1位にも浮上するなど、グランドスラムも手にした名選手。近年は股関節の痛みに悩まされ、今年1月に執刀手術へ踏み切っていた。

その後5月からダブルスを中心に実戦復帰を果たしていたが、8月より完全復活を目指し、今後はシングルスの公式戦をこなしていく意向を示していた。同月、アメリカで行われたウェスタン&サザンオープン、その後のウィンストン・セーラムオープンでマレーはシングルスに出場。だが、その両大会ではいずれも初戦敗退を喫していた。

全米オープン開催期間ながら、マレーはシングルスでの復活を目指しスペイン・マジョルカ島で行われているATPチャレンジャーのラファ・ナダル・オープンに参戦。術後初の白星を含む2連勝を飾ったものの、本調子にはまだ程遠く、3回戦で姿を消すことになってしまった。

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