【テニス】新たな全豪前哨戦?新設のATPカップが3日開幕…日本は優勝候補スペインと同組

日本代表の西岡良仁

2020年1月3日、新設の国別対抗戦ATPカップがオーストラリアで開幕する。

この大会はシングルス2戦、ダブルス1戦で競う初開催のチーム戦で、世界24カ国がオーストラリアに集結する。

この大会に日本は参戦予定となっており、錦織圭は右ひじの回復具合が思わしくないこともあり欠場となるが、日本は西山良仁、添田豪、マクラクラン勉、松井俊英の4人がエントリー。

日本はグループBの開催地パースで4日にウルグアイと、6日にジョージアと、8日にはスペインと激突する。各グループ1位の6カ国と、各グループ2位チームの中から上位成績2チームを合わせた合計8カ国が決勝トーナメントへ進出となる。

このグループで日本にとって最大の壁となるのは優勝候補の一角スペインと言えるだろう。スペインはシングルス世界ランキング1位ラファエル・ナダルのほか、同9位のロベルト・バウティスタ・アグート、ダブルスの名手フェリシアーノ・ロペスなどが名を連ねている。彼らはいずれもデビスカップ2019決勝でスペインを世界一に導いた主要メンバーだ。

日本代表にとってはウルグアイ、ジョージアも侮れない相手となるが、2020年最初の公式戦でいかに好成績を残せるか、大いに注目を集めることになりそうだ。

ちなみに同大会は2020年に新設されたこともあり、これまで全豪の前哨戦として親しまれたATPツアーのブリスベン国際とシドニー国際は2019年限りで開催終了となった。そのため、2020年グランドスラム大会直前の公式戦という点でも、ATPカップは全豪オープンに向け、各選手の調整具合を示す一戦となりそうだ。

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