女子テニスの元世界ランキング1位、キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が24日、現役生活にピリオドを打った。
ウォズニアッキは全豪オープン3回戦でオンス・ジャブール(チュニジア)と激突。最終セットまでもつれたものの、1-2で惜しくも敗れた。同選手は昨年12月、2020年1月の全豪OPをもって現役から退く意向を示していたこともあり、この試合が現役生活最後の試合となった。
試合後にはコーチを務めている父ピョートルらと抱擁を交わし、直後に引退セレモニーも行われた。この中では多くの著名現役選手からのビデオメッセージが流れ、大坂なおみやセリーナ・ウィリアムズなど、これまで激闘を繰り広げたライバルたちからが労いの言葉がかけられた。
1990年生まれ、現在29歳のウォズニアッキは2005年に15歳でプロ入り。2010年にはデンマークのテニスプレーヤーとして初となる世界ランキング1位に立つと、それ以降現在まで、女子プロテニス界トップ選手の一人として10年以上にわたり活躍してきた。グランドスラムのタイトルにはなかなか手が届かなかったが、2018年の全豪を制し、念願のビッグタイトルを獲得している。
デンマーク代表としてオリンピックには2008年の北京大会から3大会連続で出場し、リオデジャネイロオリンピックの開会式ではデンマーク選手団の旗手を務めた。また、私生活では2019年6月にプロバスケットボール選手のデイビッド・リーと結婚していた。