7月1日、テニスの全英オープンがロンドンのウィンブルドンでいよいよ開幕する。昨年、自身最高となるベスト8進出を果たした錦織圭(世界ランク7位)は、昨年越え、そして初のグランドスラム優勝を目指す。そして、今大会開幕を前に世界ランク1位の座を明け渡した大坂なおみも、自身初の3回戦突破、そして世界女王の座を奪還すべくウィンブルドンに挑む。
全英オープンのニュース一覧
7月11日:錦織は4強入りならず 準決勝はフェデラー対ナダル、及びジョコビッチ対アグートに
7月10日:セレナ・ウィリアムズが女子シングルス準決勝進出、マレーとの混合ダブルスでも3回戦へ
7月9日:男子シングルス4回戦で錦織がククシュキンに勝利。準々決勝の相手は「芝の王者」ロジャー・フェデラー
7月8日:女子シングルス準々決勝出場メンバーが出揃う 女王バーティと新星ガウフは敗退
7月7日:アンディ・マレーとセレナ・ウィリアムズ組がセンターコートを魅了
7月6日:ウィンブルドン6日目、錦織がストレート勝ちで4回戦へ進出
7月6日: 脚光を浴びる15歳『ココ』・ガウフ、「おとぎ話は続く」
7月6日:ウィンブルドン5日目:ジョコビッチが4回戦へ...15歳ガウフの快進撃は止まらず
7月5日:ウィンブルドン4日目、錦織圭は2試合連続のストレート勝ちで3回戦進出
7月4日:テニス新女王アシュリー・バーティ、大坂なおみに助言はなし「誰かにアドバイスをするなんて不可能」
7月4日:ウィンブルドン3日目、日比野・加藤組は初戦突破ならず
7月3日:ウィンブルドンは波乱の幕開け、初戦で上位シードの敗退相次ぐ
7月3日:ウィンブルドン2日目、錦織は世界113位をストレートで下し、2回戦進出
7月2日:「大会初日の衝撃、大坂敗退」ウィンブルドン大会公式メディアは大坂なおみ敗退を驚きをもって報じる
7月2日:ウィンブルドンに新星あらわる...15歳のガウフが元世界1位V.ウィリアムス下す
7月1日:ウィンブルドン1日目、大坂なおみが初戦で敗退 西岡良仁はフルセットの末に敗れる
6月28日:大坂なおみの全英OP初戦は前哨戦で敗れたプチンツェワ
ウィンブルドン選手権(全英オープン)は、1月の全豪、5月末の全仏、8月末の全米に並ぶ4大大会のひとつ。
本戦は7月1日(月)から始まり、完全休息日となるミドルサンデー(今年は7月7日)を挟み、男子シングルス決勝などが行われる7月14日(日)まで行われる。
ウィンブルドン大会10日目 / 7月11日(木)の放送予定
ウィンブルドン選手権(全英オープン):女子シングルス準決勝
〇地上波
NHK 総合:23:50~翌朝4:05
女子シングルス準決勝 エリナ・スビトリナvsシモナ・ハレプ
〇BS・CS・ネット
WOWOWライブ:20:55~翌朝6:00
女子シングルス準決勝 エリナ・スビトリナvsシモナ・ハレプ(LIVE)
女子シングルス準決勝 セリーナ・ウィリアムズvsバーボラ・ストリコバ(LIVE)
※WOWOWメンバーズオンデマンド(ネット)ではTV未放送の試合も配信される予定
男子シングルスのみどころ
昨年はノバク・ジョコビッチ(セルビア、世界ランク1位)が自身4度目となる全英オープン優勝を果たした。同大会の男子シングルス最多8回の優勝を誇るロジャー・フェデラー(スイス、世界ランク3位)も前哨戦で優勝を果たすなど、健在ぶりをしっかりアピールしてウィンブルドンに乗り込んできた。今年はこの2人を中心に優勝争いが繰り広げられることになるだろう。
錦織圭の最新情報
錦織は、全仏オープン準々決勝でも治療を受けていた右腕の負傷により、前哨戦を欠場。しかし、26日にはエキシビション大会に出場し、ルカ・プイユ(フランス、世界ランク28位)をストレートで下し、調整が進んでいることをアピールした。
今大会に第8シードとして挑む錦織の初戦の対戦相手は、予選勝者のチアゴ・モンテイロ(ブラジル、世界ランク115位)に決まった。錦織の1回戦は、日本時間の2日19時から行われる。
錦織は初戦のモンテイロ戦をストレート勝ちで突破し、2回戦へと駒を進めた。錦織は2回戦で世界ランク55位のキャメロン・ノーリ―(イギリス)と対戦する。両者は今回が初めての対戦。
錦織はノーリーをストレートで下し、3回戦進出。
3回戦では世界ランク71位のスティーブ・ジョンソン(アメリカ)と対戦する。両者の対戦成績は錦織の4勝0敗。試合は日本時間6日19時から行われる。
6日、錦織は世界ランク71位のスティーブ・ジョンソンに6-4、6-3、6-2で勝利し、4回戦へと駒を進めた。錦織は今大会3連続のストレート勝ちで、ツアー通算400勝目の節目の勝利となった。
錦織の4回戦の対戦相手は、世界ランク58位のミカイル・ククシュキン(カザフスタン)に決まった。ククシュキンは錦織にとって、過去8戦8勝と相性の良い相手。直近の対戦は、2018年のウィーンでの準決勝で、錦織がストレート勝ちを収めている。錦織とククシュキンの試合は、8日のNo.2コート第3試合に予定されている。
錦織は4回戦でミハイル・ククシュキン(カザフスタン、世界ランク58位)に6-3、3-6、6-3、6-4で勝利し、2年連続のベスト8進出を決めた。準々決勝では世界ランク3位のロジャー・フェデラー(スイス)と対戦する。
錦織とフェデラーの過去の通算対戦成績は、錦織の3勝7敗。直近の対戦は昨年のツアーファイナルで、その際は錦織は勝利を収めている。なお、両者がグラスコートで顔を合わせるのは初めて。
準々決勝でフェデラーに挑んだ錦織は、第1セットを奪ったもののその後フェデラーに逆転を許し、6-4、1-6、6-4、6-4で敗れ、自身初のウィンブルドンベスト4進出はならなかった。
女子シングルスのみどころ
全仏オープンでは準決勝に勝ち進んだ選手のうち上位シードはアシュリー・バーティー(オーストラリア、世界ランク1位)のみという状況に象徴されるように、戦国時代の様相を呈している女子シングルス。今大会も優勝候補を予想するのは難しい状況となっている。最有力はやはり全仏オープンを制し、前哨戦でも優勝を果たして一気に世界ランク1位まで上り詰めたバーティーだろう。いま、テニス界で最も勢いに乗っているオーストラリア人にとって、今大会も怖いものはないはずだ。
大坂なおみの最新情報
第2シードとして挑む大坂なおみも、今大会の有力候補であることは間違いない。追われる立場から再び追う立場になり、精神面の負担は大きく軽減されたはずだ。男子選手にも匹敵するサーブ、深く思いショットを取り戻すことができれば、球足の速いグラスコートは本来、彼女にとって最も愛称が良いサーフェイスのはずだ。今大会を前に、大坂はヘアスタイルを一新。気持ちも新たにウィンブルドン開幕を迎える。
そんな大坂のウィンブルドン初戦は、先日の対戦で敗れたばかりのユリア・プチンツェワ(カザフスタン、世界ランク39位)。大坂にとっては嫌なイメージがある相手との対戦になるが、勝利できれば嫌な流れを断ち切ることができる相手だけにポジティブに捉えたいところだ。大坂対プチンツェワの試合は、7月1日のセンターコート第2試合に組まれている。
プチンツェワとの初戦に臨んだ大坂は、(4)6-7、2-6でストレート負けを喫し、1回戦敗退。大会から姿を消すこととなった。
全仏オープン・シングル出場日本人選手日程/結果一覧
男子シングルス
錦織圭(世界ランク7位)
準々決勝 ● vs ロジャー・フェデラー(スイス、同3位) 6-4、1-6、4-6、4-6 準々決勝敗退
4回戦 ○ vs ミカイル・ククシュキン(カザフスタン、同58位 6-3、3-6、6-3、6-4 準々決勝進出
3回戦 ○ vs スティーブ・ジョンソン(アメリカ、同71位) 6-4、6-3、6-2 4回戦進出
2回戦 ○ vs キャメロン・ノーリ―(イギリス、同55位) 6-4、6-4、6-0 3回戦進出
1回戦 ○ vs チアゴ・モンテイロ(ブラジル、同115位) 6-4、7-6(3)、6-4 2回戦進出
西岡良仁(世界ランク67位)
1回戦 ● vs ヤンコ・ティプサレビッチ(セルビア、同286位) 4-6、7-6(2)、2-6、7-5、2-6 1回戦敗退
内山靖崇(世界ランク182位)
1回戦 ● vs テニーズ・サンドグレン(アメリカ、同92位) 6-3、2-6、4-6、3-6 1回戦敗退
杉田祐一(世界ランク258位)
1回戦 ● vs ラファエル・ナダル(スペイン、同2位) 3-6、1-6、3-6 1回戦敗退
男子ダブルス
マクラレン勉/ヤン=レナート・ストルフ(ドイツ)組
1回戦 ● vs ルカシュ・クボット(ポーランド)/マルセル・メロ(ブラジル)組 6-4、3-6、5-7、5-7 1回戦敗退
女子シングルス
大坂なおみ(世界ランク1位)
1回戦 ● vs ユリア・プチンツェワ(カザフスタン、同39位)(4)6-7、2-6 1回戦敗退
女子ダブルス
日比野菜緒/加藤未唯組
1回戦 ● vs アンナ・ブリンコバ(ロシア)/王雅繁(中国)組 6-2、3-6、5-7 1回戦敗退
シングルス日程
1日(月)~ 2日(火) 男子・女子:1回戦
3日(水)~ 4日(木) 男子・女子:2回戦
5日(金)~ 6日(土) 男子・女子:3回戦
7日(日) ミドルサンデー:休息日
8日(月) 男子・女子:4回戦
9日(火) 女子:準々決勝
10日(水) 男子:準々決勝
11日(木) 女子:準決勝
12日(金) 男子:準決勝
13日(土) 女子:決勝
14日(日) 男子:決勝