現地時間6月16日、テニス・グランドスラム(四大大会)のひとつ、"全米オープン"の開催がニューヨーク州より承認された。大会公式サイトで発表されている。同大会は8月31日からのナショナルテニスセンター(ニューヨーク州)で開催され、日本の錦織圭や大坂なおみが出場の意向を示している。
全米オープンの開催地であるアメリカ・ニューヨーク州とアンドリュー・クオモは6月16日、全米オープンとウエスタン&サザンオープンの開催を承認。全米オープンは当初の日程通り、8月31日から"USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター"で開催される。
全米テニス協会(USTA)のマイク・ダウゼ氏は「大会の開催が承認されたことは、とてもうれしく思う。あらゆる新型コロナウイルス(COVID-19)のリスクを軽減しながら、可能な限り安全な方法で開催していきたいと考えている。2020年にこれらのイベントを開催できることは、ニューヨーク市とテニス界全体にとって大きな後押しとなる」とコメントした。
大会開催における詳細は現地時間17日に発表される。
全米オープンは全豪オープン、全仏オープン、ウインブルドンと並びグランドスラム(四大大会)のひとつ。毎年8月の最終月曜日から2週間、アメリカ・ニューヨーク市の"USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター"で開催される。2018年大会では、女子シングルスの大坂なおみが自身初のグランドスラム優勝を飾った。また、日本人初となるシングルスでのグランドスラム優勝でもあった。
現在プロテニスツアーは新型コロナウイルスの影響により中断しており、男子のATPツアー、女子のWTAツアーはともに7月までの開催中止が決まっている。グランドスラム(四大大会)も、既に終了した全豪オープンを除き、日程の変更を余儀なくされている。5月24日から6月7日に行われる予定だった全仏オープンは9月開催に延期となっており、ウィンブルドン(6/29~7/12)は既に中止が発表された。