3月25日、新型コロナウイルスの影響による東京五輪の延期の決定を受けて、テニス界からもメッセージが寄せられた。前日の錦織圭をはじめ、2008年北京五輪でセルビア代表として銅メダルを獲得したノバク・ジョコビッチも、昨年に東京で撮った写真とともにツイッターやインスタグラムで心境を綴っている。
「オリンピックが延期されて悲しい。だが、全ての人の健康にとって、正しい決断だったことは確実だ。2021年の五輪を楽しみにしよう」と前向きなコメントを寄せた。
また、女子でスペイン代表として2008年のリオ五輪に出場したガルビネ・ムグルサにとっても、残念な決定だったようだ。「今年開催されるはずだった東京五輪が、COVID-19パンデミックによって延期された。この大イベントを待ちわびた世界中のアスリートにとって、厳しい心境だ。この大会は、4年に1度、自国を代表できる機会なのだから」と胸が痛む様子を見せた。
しかし、新型ウイルスによって、刻一刻と状況が悪化している現状のなか、この決定には理解を示している。「運営側は、完璧な選択をした。現状では、今年の夏は、どの大会も開催されないと思う。健康よりも重要なものはない」と見解を示した。
最後は、「私たちは、この悪魔のようなウイルスから自分自身を守りながら、待たないといけない。私たちには、それができる。安全を確保し、家に留まろう」とファンたちに呼びかけた。