【テニス】36歳3児の母、元女王クライシュテルスが約7年半ぶり復帰もムグルッサに黒星

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
7年半ぶりに公式戦復帰したクライシュテルス

かつて第1子出産後に復帰し、グランドスラムを制した元女王、キム・クライシュテルス(ベルギー)がドバイ選手権で約7年半ぶりに公式戦復帰を果たした。

36歳のクライシュテルスはドバイデューティーフリーにワイルドカードで出場し、1回戦でガルビネ・ムグルッサ(スペイン)と激突。2-6、6-7(6-8)で敗れたものの、第2セットではムグルッサとタイブレークにもつれる激闘を演じた。

36歳のクライシュテルスは、1986年、1990年と2大会連続ベルギー代表としてワールドカップのメンバー入りを果たしたフットボールプレーヤー、レオ・クライシュテルスを父に持つアスリート一家に生まれた。1997年にテニスプレーヤーとしてプロデビューを果たし、2003年にはダブルスで2つのグランドスラムタイトルを獲得。2005年にはシングルスで全米オープンを制している。

シングルス、ダブルスの両方でグランドスラムウイナーとなり、世界ランキングにおいても単複両方で1位に輝いたものの、2007年には一度現役引退を表明。2008年に第1子をもうけていた。

その後コートへ戻り、2009年、2010年と2年連続でシングルスの全米女王となっている。2011年には全豪オープンも制し、シングルスで4つ目のグランドスラムタイトルを獲得。

2012年に改めて一線から退き、その後2013年に第2子、2016年に第3子とここまで3人の出産を経験していた。36歳にして再びコートへ戻ってきたクライシュテルスだったが、GSを2大会制している10歳年下のムグルッサを苦しめるなど、衰えを感じさせないカムバックとなった。

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