元日本代表MF本田圭佑は無所属の状態が続いていたが、エールディヴィジのフィテッセと今季限りの契約を結び、VVVフェンロ在籍時の2009年以来となるオランダリーグ復帰を果たした。
この動きを受け、スペイン大手メディア『AS』は、フィテッセと契約に至ったここまでの動向について注目し「SNSのアピールがフィテッセとの契約につながった」との見出しで、驚きをもって伝えている。
記事では「33歳の日本人アタッカーは、メルボルン・ヴィクトリーとの契約が切れ、フリーの状態が続いていた。本人がマンチェスター・ユナイテッドや古巣のミランにSNSで自らアピールをし、その末にフィテッセへ行き着いた」と紹介。本人がこれまで『Twitter』で“就職活動”をしていたことから、SNSによる影響力から契約締結のきっかけになったと強調している。
「本田は日本代表として98試合に出場し、37ゴールをマーク。2018年のロシア・ワールドカップを最後に代表から引退を表明したが、この選手は日本代表として初となる、ワールドカップ3大会連続ゴールを決めている」
本田は2020年に控えている東京五輪のメンバーにオーバーエイジとして入ることを希望し、今季の所属先を求めていた。結果的にCSKAモスクワ時代の恩師であるレオニード・スルツキ現フィテッセ監督との縁もあり、オランダで再スタートすることになった。欧州メディアでこの話題は、SNSを通して契約に至った新時代の事例として、スポットを浴びているようだ。
現時点で東京五輪のオーバーエイジ枠に選ばれるかどうかは不透明な状況にあるが、本田は五輪参戦に見合うだけの活躍を、エールディヴィジで見せることはできるのだろうか。今後の活躍が期待される。