クライミング複合ジャパンカップ2019:女子決勝で野中生萌が女王・野口啓代を破っての初優勝

予選でも総合1位を取り、決勝でも野口に勝利

女子決勝は予選1位の野中生萌だった。男子の優勝は楢崎智亜

スポーツクライミングの第2回コンバインド(複合)ジャパンカップ2019の2日目が、愛媛県西条市の石鎚クライミングパークSAIJOで行われ、女子決勝で22歳の野中生萌(XFLAG)が女王・野口啓代(TEAM au)を破り、初優勝を決めた。

スポーツクライミング複合は、スピード、ボルダリング、リードの3種目の順位をかけ算し、値が小さい選手が上位となる。前日の予選でも総合1位で通過した野中は、決勝でもスピード、ボルダリングで1位を獲得。リードは7位に終わったが、野口の12点を下回る7点で堂々の優勝を飾った。

昨年度覇者・野口の2位に次ぐ3位は、15歳の森秋彩(つくば開成高)となり、8月の世界選手権(東京)代表に内定した。

世界選手権で7位以内かつ日本人最上位となれば、東京五輪代表の座を得られる。野中は野口の牙城を崩したことで、もっともその切符に近い位置まで到達した。

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