【カヌースラローム】東京五輪日本代表最終選考会1日目:リオ五輪銅・羽根田卓也ら準決勝へ

1 執筆者 渡辺文重
準決勝に進出した羽根田卓也

Tokyo 2020(東京五輪)カヌースラローム競技日本代表選手最終選考会兼第42回NHK杯が開幕した。同大会は10月20日まで、東京都・葛西カヌースラロームセンターで開催。初日の18日は女子カヤックシングル(WK1)と男子カナディアンシングル(MC1)の予選が行われた。

今大会の予選は2漕1採方式を採用。WK1は21選手がエントリーし、全選手が準決勝に進出した。この中には、日本から出場の3選手、伊藤由佳(福井県スポーツ協会)、竹下百合子(キッコーマン)、矢沢亜季(昭和飛行機工業)も含まれている。

MC1も23選手がエントリーし、全選手が準決勝進出となった。リオデジャネイロ五輪銅メダリストの羽根田卓也(ミキハウス)は、ヒート1のみに出場。ヒート2は棄権(DNS)したものの予選成績は7位となった。佐々木将汰(万六建設)は同19位、谷口和也(TEAM FLIP FLOP)は同20位となっている。

19日は、女子カナディアンシングル(WC1)と男子カヤックシングル(MK1)の予選が開催。大会スタートリストによれば、WC1には15選手がエントリー。日本からは佐藤彩乃(秋田病理組織細胞診研究センター)、三島廉(日本体育大学)、八木愛莉(ANA Cargo)が出場する。MK1は26選手がエントリー。日本からは金谷徹(福井県スポーツ協会)、矢沢一輝(西目屋村教育委員会)、足立和也(山口県体育協会)が出場する。

カヌースラロームは、全4種目で開催国枠を獲得。日本代表の選考は、6月にスロバキアで開催されたICF(国際カヌー連盟)カヌースラローム・ワールドカップの第2戦と第3戦、9月にスペインで開催されたICFカヌースラローム世界選手権および今大会の成績で行われる。

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