3月21日、スイス開催が予定されていたアイスホッケー世界選手権の中止が決定された。同大会は、5月8日から24日までの開催が予定されていたが、国際アイスホッケー連盟(IIHF)は、新型コロナウイルスのパンデミックを受けて各関係者と協議。その結果、実行は不可能と判断したことを発表した。
ルネ・ファゼル会長は、「世界中のアイスホッケー・ファミリーにとって、厳しい現実だ。だが、受け入れなければならない。コロナウイルスは世界的な問題で、各国の政府が感染拡大を防ぐために奮闘している。IIHFは、この闘いをサポートするために、できることを全て行うつもりだ」と公式サイトのなかでコメントを寄せた。
同連盟によれば、他国開催の可能性も見つけられなかったようだ。また、2025年まで開催国が決まっており、来年への延期も不可能だという。これに伴ない、5月21日から23日までチューリッヒで予定されていた2020年のIIHF国際会議も延期されることが決まった。今後の対応の詳細は、この会議のなかで話し合われるという。
チケットの払い戻しは、規約に従い行われる予定だ。『2020年IIHF世界選手権運営委員会』によって、詳細が明らかにされるという。同連盟は、チケット保持者および関係者に次の情報公開を待つことを要請している。