【アーチェリー】アジア選手権:若手出場の日本、女子団体が4位に

1 執筆者 渡辺文重
ベスト16進出の園田稚(写真は8月のユース世界選手権)

アーチェリーのTokyo 2020(東京五輪)予選を兼ねた第21回アジア選手権大会が、11月21日から29日にかけて開催されている。日本は開催国枠として男女各3つの出場枠(各国最大3つ)を獲得。全日本アーチェリー連盟(AJAF)は、若手の男女各4名を同大会に派遣している。

23日開催の男子個人予選ラウンドには84選手が参加。日本からは戸松大輔(日本体育大学)、中西絢哉(近畿大学)、青島鉄也(長崎・大村工業高校)、伊藤魁晟(東京・足立新田高校)の4選手が出場した。戸松は25位、中西は29位、青島は40位、伊藤は56位となる。

24日の決勝ラウンド1回戦では、伊藤がムハンマド・アクマル・ノル・ハスリン(マレーシア)に4-6で敗退となる。青島はマヌシェール・シェルガジエフ(タジキスタン)に6-0で勝利。中西はイブラヒム・アルタイエブ(イエメン)に6-0で白星を挙げる。

25日の2回戦、1回戦不戦勝の戸松は、青島と対戦。日本人対決は7-3で、戸松に軍配が上がる。中西はスルタン・デュゼルバエフ(カザフスタン)に7-3で勝利を収める。続く3回戦、戸松はタルンディープ・ライ(インド)に2-6で敗戦。中西はアタヌ・ダス(インド)に2-6で黒星を喫し、敗退となった。

23日開催の女子個人予選ラウンドには71選手が参加。日本からは上原瑠果(甲南女子高校)、大橋朋花(近畿大学)、渡邉麻央、園田稚(ともに足立新田高校)の4選手が出場した。上原は10位、大橋は12位、渡邉は15位、園田は16位。決勝ラウンド1回戦は、4選手とも不戦勝となった。

25日の2回戦では、渡邉がアリウンビレグ・ニャムジャルガル(モンゴル)に敗れたものの、上原はムニラ・ヌマノバ(ウズベキスタン)に6-2、大橋はビューティー・レイ(バングラディシュ)に7-3、園田はヒャン・ソンパク(朝鮮民主主義人民共和国)に7-3で勝利を収める。続く3回戦では、園田がボンベイラ・デビ・ライシュラム(インド)に7-1で勝利。しかし、上原はアブドゥ サトロヴァ・ジヨダコン(ウズベキスタン)に1-7、大橋はアンキタ・バカット(インド)に4-6で黒星を喫し、敗退となる。

26日の4回戦、園田はカン・チェヨン(韓国)と対戦。3-7で敗れ、ベスト16で大会を終えた。

男子団体(戸松・中西・青島)は23日の予選ラウンドで20カ国中8位。26日の決勝ラウンド2回戦では、モンゴルに5-3で勝利を収めるも、準々決勝は3-5で韓国に敗れた。

女子団体(上原・大橋・渡邉)は23日の予選ラウンドで16カ国中3位。26日の決勝ラウンド1回戦は、北朝鮮に6-0で勝利を収める。続く準々決勝・中華台北(台湾)戦も5-1で白星。しかし準決勝・中国戦は、2-6で敗れてしまう。続く3位決定戦も、独立参加選手団(インド)に1-5で黒星を喫し、メダル獲得とはならなかった。

混合団体(上原・戸松)は23日の予選ラウンドで22カ国中6位。24日の決勝ラウンド1回戦は、モンゴルに5-3で勝利。しかし続く2回戦・台湾戦は、3-5で黒星を喫した。

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