カザフスタンで行われているレスリング2023年アジア選手権最終日の4月14日、男子フリースタイル 61kg級、74kg級、86kg級、92kg級、125kg級が行われ、92kg級の吉田アラシが優勝した。
2004年1月生まれの吉田は、準々決勝でガンフヤグ・ガンバダール(モンゴル)を9-7で下すと、準決勝ではウズベキスタンのアジニヤズ・スパルニヤゾフ(Ajiniyaz SAPARNIYAZOV)を相手にテクニカルフォールで勝利し決勝に駒を進めた。
決勝は、地元カザフスタン出身でU23アジア選手権・覇者リザベク・アイトムハと対戦。直前の2階級で同国出身のレスラーが金メダルを獲得する中で迎えた決勝第1ピリオドは、吉田が相手に攻撃の隙を与えずリードする形で終了。第2ピリオド序盤でアイトムハが仕掛ける場面もみられたが、最終的に11-4となり、19歳同士の戦いは吉田に軍配が上がった。
日本レスリング協会の公式サイトによれば、吉田にとってこのアジア選手権が初の国際大会という。
また、74kg級の木下貴輪(きりん)が決勝で地元カザフスタンのダルハン・イェッセンガリ(カザフスタン)に敗れ2位、86kg級の石黒隼士(はやと)が3位となった。
前日の13日には男子フリースタイル5階級が実施され、57kg級の新井陸人、65kg級の安楽龍馬、70kg級の青柳善の輔が銅メダルを獲得した。