2月2日〜18日の日程でカタール・ドーハで行われている世界水泳選手権2024。本多灯が男子200mバタフライで優勝した。男子200m個人メドレーの瀬戸大也は15日の決勝へ!
(2024 Getty Images)
世界水泳での2大会連続の銅メダルを経て、本多灯(ともる)がついに金メダルを掴み、パリ2024オリンピックに向けて弾みをつけた。
カタール・ドーハで行われている世界水泳選手権2024は、競泳4日目となった2月14日に男子200mバタフライ決勝が行われ、東京2020オリンピックの同種目で銀メダルの本多が決勝1分53秒88のタイムで初優勝を飾った。
足首に不安を抱えていた本多は、決勝で名前を呼ばれると右手でガッツポーズを作って元気よく会場に登場。5レーンに本多、4レーンに準決勝全体1位のアルベルト・ラゼッティ(イタリア)らが並び、レースがスタートした。
本多は序盤から攻めの泳ぎで最初のターンをラゼッティから0.23秒遅れて2番手で折り返すと、ラゼッティとともにトップ争いを繰り広げながらレースを牽引。最初の100mを首位で折り返した本多は首位を守り、最後のターンはラゼッティと同じ1分23秒50。ラストスパートで本多はさらにギアを上げて単独首位に立ってラゼッティを引き離し、1分53秒88でフィニッシュした。
2位はラゼッティで1分54秒65、3位はマーティン・エスぺンバーガ(オーストリア)で1分55秒16。
左から銀メダリストのアルベルト・ラゼッティ(イタリア)、金メダリストの本多灯、銅メダリストのマーティン・エスぺンバーガ(オーストリア)=2024年2月14日、世界水泳2024、カタール・ドーハ
表彰式後、本多は取材陣の質問に応え、「周りを見ずに自分のレースだけをしようと思って200mバタフライに臨んだ。自分が思い描いた通りのレースプランだったんじゃないかなと思う。足首を怪我してるとはいえ、タイムがもう少し欲しいなと思うところはあった。ただ、今できる最大限はできたと思うので、本当にほっとしています」と喜びを語った。
東京2020オリンピック銀メダリストの本多は、2022年の世界水泳ブダペスト大会、2023年の世界水泳・福岡大会と2大会連続で銅メダルを獲得。前回大会王者のレオン・マルシャン(フランス)が不在の大会とはいえ、夏に予定されているパリオリンピックに向け、勢いの良さを見せつける形となった。
またそれ以上に、自身が抱く恐怖心を乗り越えたという点で、本多にとって実りのあるレースとなったことを本人は認める。
「怪我をしているという、この恐怖心をどう乗り越えようかというを自分の中で思っていた。それをちゃんと押しのけたと思う。足かせを負った中でどう戦うかというところで、できる最大限をしたのは自分にとってプラスだと思う。今後、選考会が3月末にあるんですけど、そこで一発ベストを出せるように頑張りたい」と続けた。
そして目指すはオリンピックでの金メダル。「ずっと言っていた『金メダル』っていうのをオリンピックで達成できるようにしたいと思っているので、(今回の経験が)いい着火材料になったと思っています」を語った。
この日は、男子200m個人メドレー予選・準決勝が行われ、日本からは瀬戸大也と、世界水泳初出場の17歳、阿部力樹が登場。予選2位の瀬戸、予選4位の阿部は、準決勝は同じ1組でレースに挑み、瀬戸が2位(1分58秒26)、阿部が3位(1分59秒60)となった。第2組の結果を受け瀬戸が準決勝全体4位で決勝進出を果たし、阿部は全体10位で決勝進出を逃した。
男子200m個人メドレー決勝は15日現地時間夜に予定されている。
また同日最後の決勝レースとなった混合4x100mリレーで、予選6位通過の日本代表(加藤理、廣島偉来、飯塚千遥、池本凪沙)は、3分47秒60で8位となった。優勝はアメリカ合衆国代表(3分40秒22)、銀メダルはオーストラリア代表(3分43秒12)、銅メダルは英国代表(3分45秒09)。