オリンピック総括:東京2020 スケートボード

東京2020でデビューしたスケートボードを振り返る。

1 執筆者 Ed Knowles
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(2021 Getty Images)

東京2020でのスケートボードのレベルは、まさに傑出していた。

信じられないような瞬間を目撃することができた大会だったと言える。日本の堀米雄斗は、スケートを学んだ場所からほんの数キロのところでノリー270ノーズライドを決めて男子ストリートのタイトルを獲得。

また、優勝者が他の国のスケーターに祝福されるなど、スケートボードはコミュニティ精神を発揮した。

ここでは、オリンピックでのスケートボードを振り返り、試合のリプレイを見る方法、パリ2024年パリ注目選手、メダリストなどを紹介。

東京2020 スケートボード トップ5の瞬間

1:堀米雄斗、そして熾烈な東京2020男子ストリート決勝戦

優勝候補が表彰台に近づいていたとは言えない大会だった。アメリカのナイジャ・ヒューストンと日本の堀米雄斗は、一時は決勝進出者8名の中で最下位に近い位置にいた。

大会が進むにつれ、2人とも暑い中でのプレーに大きなプレッシャーを感じていた。堀米は、ベストトリックのセクションで集中力を発揮し、金メダルを獲得。

「国の代表として、これほどまでにプレッシャーを感じたことはありませんでした」とナイジャーは競技後に語った。

表彰台を逃した悔しさを滲ませながらも、ナイジャは堀米をはじめとする他の選手たちを称えた。

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2:オリンピックでのスケートボードファッション

オリンピックに出場したスケーターたちのファッションが注目されたことは言うまでもない。ヘアスタイルやTシャツに大胆な色を使うなど、90年代の美意識が随所に見られた。

フランスのバンサン・ミルは、ウィンブルドンで圧倒的な強さを誇ったテニスプレーヤーのアンドレ・アガシを彷彿とさせる、白一色のコーディネートを披露。

富士山をモチーフにした堀込雄斗のTシャツは、瞬く間に完売した。

3: 女子ストリート-ライッサ・レアウ

何度だって見ていられる。2015年にブラジルのライッサ・レアウが着地した“フェアリーフリップ”は、リプレイに次ぐリプレイに値する。

彼女は、女子ストリートで銀メダルを獲得した後、ヒーローであり、現在はチームメートであるレチシア・ブフォニと初めて会ったときの映像を公開した。

ブラジルのテレビ番組で初めてブフォニに会ったレアウは、感動していた。

東京2020では、弟子が師匠を超えた。だが2人の間には尊敬の念しかなく、ブフォニはレアウの功績に酔いしれていた。

4:女子パークはスケートボードの未来

女子パークの表彰台に立った選手の平均年齢は15歳。優勝した日本の四十住さくらは19歳、チームメートで2位の開心那はわずか12歳だ。銅メダルを獲得したイギリスのスカイ・ブラウンは、オリンピックが始まる数週間前に13歳になったばかりだった。

5:キーガン・パーマー - 男子パークで完璧に近い走りを披露

決勝戦で好スコアを記録したオーストラリアのキーガン・パーマーは、完璧に近い2本の滑りを披露した。

「友達と一緒に滑ることができて、とても光栄です。幼い頃からの親友たちと一緒に滑ることができるなんて、信じられません。そして今、みんなで一緒に表彰台に立っています」とパーマーは大会を振り返った。

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東京2020 スケートボード:ペドロ・バロス最後の勇姿

ブラジルのペドロ・バロスは、長年にわたってスケート界の主役として活躍してきた。彼は、自分にとってスケートボードとは何かを熱弁した。

スケートボードはコミュニティであり、ライフスタイル。単なるスポーツの域を超えています。しかし、世界最大のスポーツイベントに参加して、愛と尊敬を分かち合ったときに、僕たちが持つ力を示すことができたことは、とても素晴らしいことです。とても素晴らしかった

東京2020リプレイ: どこで見られる?

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ハロー・パリ

多くの若者がスケートシーンに登場する中、誰がパリ2024に出場するか予測するのは難しい。

ナイジャ・ヒューストンは26歳。パリ2024に出場する可能性はあるだろう。

「もう少し年をとっているだろうね」と語った彼は、「でも、たぶん出るかな」と続けた。

(2021 Getty Images)

堀米雄斗が次に出場する大会は?

SLSのラインナップはまだ確定していない。次のXゲームズ(2022年)の日程も未定。堀米雄斗に関する最新情報は、本人のInstagramで確認しよう。

オリンピック東京2020 - メダリスト

男子ストリート

堀米雄斗(日本) - 金

ケウビン・ホフラー(ブラジル) - 銀

ジャガー・イートン(アメリカ)-銅

女子ストリート

西矢椛(日本) - 金

ライッサ・レアウ (ブラジル) - 銀

中山楓奈(日本) - 銅

女子パーク

四十住さくら(日本) - 金

開心那 (日本) - 銀

スカイ・ブラウン(イギリス) - 銅

男子パーク

キーガン・パーマー(オーストラリア) - 金

ペドロ・バロス(ブラジル) - 銀

コーリー・ジュノー(アメリカ) -銅

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