日本がブラジルを撃破!イタリアとの決勝へ進出|バレーボールネーションズリーグ女子2024準決勝
バレーボールネーションズリーグ女子2024は6月22日、準決勝が行われた。今大会でパリ2024オリンピック出場権を獲得した日本代表は、ブラジル代表と対戦。フルセットの末勝利し、イタリア代表との決勝へコマを進めた。
第1セットの日本は、山田二千華のサービスエースでいきなり得点。さらに得点を重ね11‐4まで突き放すが、途中8連続失点を喫するなど、21‐24でセットポイントを握られる。だがそこから粘りを見せ5連続ポイントを奪い、26‐24で第1セットを先取する。
第2セットを落として迎えた第3セットは、中盤まで一進一退の展開。後半はリードする展開に持ち込むと、最後は和田由紀子が決め25-21とし、日本が決勝進出に王手をかける。だが第4セットは終盤に競り負け22-25。試合の行方は最終第5セットに持ち込まれた。
第5セットでは石川真佑の連続アタックなどで、日本が立ち上がりから4連続得点。その後ブラジルに追い上げられ、9‐9の同点に。12‐11から山田のサービスエースで得点した日本は、石川のブロックアウトでマッチポイントを握る。最後も石川のブロックアウトで15‐12と日本は、フルセットの末ブラジルを下し決勝進出を決めた。
■日本代表登録メンバー
■パリ2024出場枠を懸けた最後の戦い
パリ2024バレーボール女子の出場枠は、全部で「12」。
このうち開催国であるフランスと、FIVBパリ五輪予選ワールドカップバレー2023の各プール上位2チーム(ドミニカ共和国、セルビア、トルコ、ブラジル、アメリカ合衆国、ポーランド)となった6チーム、合わせて7チームがすでにオリンピック出場枠を確保している。すなわち、残りの枠は「5」となっている。
パリ2024バレー女子最後の5枠は、2024年6月17日時点の世界ランキングで決定されるため、VNL2024予選ラウンドの試合がランキング上位に食い込むラストチャンスとなる。そして、カウント対象日における世界ランキングにおいて、まずはオリンピック出場枠を獲得していない大陸地域の最上位の代表チームへの配分が優先される。残りの枠は、オリンピック出場枠を得ていない世界ランキング上位の国・地域に与えられる。
バレーボールの世界ランキングは、セットカウントによっても獲得ポイントが変動するため、勝敗はもちろんのこと、試合の勝ち方も重要になる。真鍋政義監督やキャプテンの古賀紗理奈を中心としたTEAM JAPANが見せる、オリンピックを見据えた連携プレーに注目したい。