ポーランドの港湾都市・グダニスク開催、バレーボールネーションズリーグ(VNL)2023男子ファイナルラウンドは現地時間7月23日、最終日を迎えた。準決勝でFIVB(国際バレーボール連盟)世界ランキング1位のポーランド代表に敗れた日本代表・龍神NIPPONは、3位決定戦で同3位のイタリア代表と対戦した。予選ラウンドを10勝2敗、2位で通過した日本。2敗を喫した相手はポーランド、そしてイタリアとなっている。
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日本の第1セット先発メンバーは以下の通り。なお前日のポーランド戦前に行われた練習で負傷した西田有志に代わり、エバデダン・ラリーが出場選手に登録されている。
- 2 MB 小野寺 太志
- 12 OH 髙橋 藍
- 4 O 宮浦 健人
- 8 S 関田 誠大
- 14 OH 石川 祐希
- 6 MB 山内 晶大
- 20 L 山本 智大
日本は25-18で第1セットを先取すると、第2セットも25-23で連取し、大会初のメダル獲得に王手をかける。しかし第3セットはイタリアの猛攻に遭って17-25。第4セットも17-25で落とし、セットカウント2-2とされる。
最終の第5セット、日本は主将の石川が攻撃をけん引する。石川のアタック、山内と宮浦のブロックなどで得点を重ね、15-9。セットカウント3-2で、銅メダルをかけた争いを制し、男子日本代表は1977年のワールドカップで獲得した銀メダル以来、46年ぶりとなる世界大会(オリンピック、世界選手権、ワールドカップ、VNL/※FIVBワールドグランドチャンピオンズカップでは2009年に銅メダルを獲得)でのメダル獲得を果たした。
日本の世界ランクはフランス代表を抜き、6位から5位に上昇。石川はベストスコアラー、ベストアタッカー、ベストアウトサイドヒッター(ベスト6)に選出された。同日開催された決勝では、ポーランドが同2位のアメリカ合衆国代表を3-1で下して優勝している。